向井理、弱々しいダメ男役に苦労!?「ゆるい服を着ないと筋肉が浮いちゃう」
映画『小野寺の弟・小野寺の姉』(10月25日公開)の先行上映舞台挨拶が10月14日に新宿ピカデリーで開催され、姉弟役を演じた向井理と片桐はいりが登壇。舞台挨拶前には、向井と片桐が映画館の仕事を手伝って観客をもてなし、嬉しいサプライズで会場を盛り上げた。
この日は、「学生の頃から7年くらい映画館で働いていた」という片桐が、実際の劇場スタッフの制服を着用して観客のチケットをもぎるサービスを実施。「実は今でも近所の映画館で出張もぎりをしている」と明かした片桐だが、向井は「違和感がない」と片桐の働きぶりを絶賛していた。
本作は、向井と片桐が演じる一見似ていなさそうだけれど、なんだか似ている姉弟の恋と人生の行方を描く温かな物語。最強に愛らしい姉弟を演じた2人だが、片桐は「最強の弟ですよ。私がめちゃめちゃなことをしても拾ってくれる。度量が広い」と向井の懐の深さに惚れ惚れ。向井は「はいりさんは、いつも自然体。歩いている後ろ姿を見るだけでニヤニヤしちゃう。何をやっても面白いから、一緒にいるだけで楽しいです」と嬉しそうな笑顔を見せていた。
また、向井が弱々しいダメ男に扮していることでも話題だが、片桐は「本当はすごい筋肉なのに」とニッコリ。向井が「大変でしたよ。『S 最後の警官』というドラマをやっている最中にこの映画を撮っていましたから。ゆるい服を着ないと(筋肉が)浮いちゃうので」と冗談混じりに話すと、片桐が「筋肉自慢なんだ」と突っ込みを入れて会場を笑わせていた。
舞台やドラマでも共演を重ねてきた2人だが、本作の構想は5年ほど前にさかのぼるとか。向井が「常にこの作品は頭の片隅にあった」というように、姉弟の関係性も自然体で作り上げた様子だ。片桐が「同じ日が休みだったので、『何をしていた?』と聞いたら、『うちでご飯作って食べました』って。聞いたら偶然、同じものを作っていた」と告白すると、向井が「筑前煮ね」と同調。最後まで“姉弟”らしいコンビネーションで会場を盛り上げていた。【取材・文/成田おり枝】