映画俳優・亀梨和也が野球選手役で新たな一面を見せる!
KAT-TUNのメンバー・亀梨和也。アイドルとして歌やダンスに高いパフォーマンスを見せるだけでなく、スポーツ情報番組ではキャスターとしてさまざまな企画に挑み、高い身体能力を発揮することでも知られている。そんな彼が、『バンクーバーの朝日』(12月20日公開)では“俳優”としてこれまでにない存在感を発揮している。
1900年代初頭にカナダに実在した日系人野球チーム“バンクーバー朝日”にスポットを当て、頭脳的なプレーで人種差別や貧困など苦境に立たされた日本人たちに勇気を与えていく姿を描いた本作。亀梨が演じるエースピッチャーのロイ永西は、普段は漁師として仕事をしながら、病気に伏した母親の看病をする青年で、他のチームメイトとは練習や試合以外ではあまり行動を共にしない一匹狼的な存在だ。
テレビ番組などで日頃見せている爽やかな笑顔は封印し、陰のあるキャラクターを演じた彼について「若い男たちが集まるチームの中でも異彩を放っていました。何かを背負っている感じがするんです」とメガホンをとった石井裕也監督も絶賛。「彼が持っている純粋で少年のような一面も出ているので、“ニュー亀梨”の顔が見られるんじゃないでしょうか」と語るように新たな魅力を引き出している。
野球の試合のシーンでは上地雄輔が演じたキャッチャーのトム三宅へきれいなフォームから放たれるキレのある球を投げ込み、相手チームを翻弄。野球好きとして知られる彼ならではの役に対するこだわりも感じられる。
15年公開の『ジョーカー・ゲーム』(1月30日公開)では機密文書の奪取を託される新米スパイに扮し、華麗なアクションに挑むなど“俳優”としてさらに成長した姿を披露。この2作の公開を機に、若手実力派としてジャニーズファンはもちろん、一層注目を浴びる存在となりそうだ。【トライワークス】