松坂桃李、11億円の世界最高級ヴァイオリンを演奏!
さそうあきらの人気コミックを映画化した『マエストロ!』(2015年1月31日公開)の完成披露試写会が、12月2日に丸の内ピカデリーで開催され、松坂桃李、miwa、西田敏行、小林聖太郎監督が登壇。主演の松坂は「全員が血のにじむような思いで作った作品です」と訴えた。会場には11億円相当の世界最高級のヴァイオリンの名器「ストラディヴァリウス」もお目見えした。
『マエストロ!』は、謎の指揮者と負け組楽団員が巻き起こす、笑いと涙の音楽映画。本作で初めてヴァイオリン演奏にトライした松坂は、「撮影に入る1年前から練習させていただきました。練習するにつれ、だんだん口数が減っていくという地獄の日々を過ごしました」と告白。西田は「桃李くんの集中力はすごかったです」と絶賛した。
世界的指揮者・佐渡裕から指導を受けた指揮者役の西田も「みなさん、血の出るような努力でした」と激白。本作で映画初出演を果たした人気シンガーソングライターのmiwaは「フルートも初めてで、演技も初めてでした」と語った後、初日の食堂のシーンが大変だったと告白。「ごはんを何杯も食べました。たくあんも何度もいただき、もう当分食べなくても良いなと」と苦笑い。
その後、1700年~1720年に作られた逸品の名器「ストラディヴァリウス」が登場。本体が11億円相当で、弓だけでも2000万円相当だという。松坂は、緊張しながらロングトーン(長弾き)を披露。「楽器から出る振動がものすごい。弓も重みがある感じです」と大興奮。その後、プロのヴァイオリニストの手で通常のヴァイオリンとの弾き比べもされると、圧倒的な違いがわかり、会場は感動の渦に包まれた。【取材・文/山崎伸子】
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