『GOEMON』の“天下統一試写会”で江口洋介やYOSHIKIが熱弁
『CASSHERN』(04)の紀里谷和明監督最新作『GOEMON』(5月1日公開)で、4月21日に全国40都道府県で“天下統一試写会”が開催された。
新宿ピカデリー前では、降りしきる雨のなか、江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ(ガレッジセール)、要潤、奥田瑛二、伊武雅刀、福田麻由子、田辺季正、紀里谷和明監督がレッドカーペットを歩いた。その後の舞台挨拶の模様は、全国の主要10都市に配信され、全国の映画ファンを熱狂させたようだ。
主人公・石川五右衛門役の江口洋介も、このセンセーショナルなイベントに目を輝かせていた。「全国190館、3万5千人が同時に観るという体験は初めてだし、日本映画でも珍しいのでは。非常にエネルギッシュで、いろんなものが融合した内容の濃い作品になってます」
ヒロイン・茶々役の広末涼子は「2007年に撮影してるときに2009年の公開と聞いて、それはいつなんだろう?と思ってましたが、やっとこの日が来ました」と嬉しそうに語った。
彼らをはじめ、登壇者全員が本作の仕上がりに満足気な様子。猿飛佐助役のゴリは、「来年のアカデミー賞外国語映画賞作品を、みなさんが先に観ることになるでしょう」と豪語。徳川家康役の伊武雅刀も「映画に出て、これだけ面白くて、ある意味新しい体験ができたのは、役者をやってて初めてというほど感動しました」とべた褒め。
また、後半で、主題歌を歌ったYOSHIKIが会場に駆けつけた。「基本的にはぜんぶまかせると言われながらも、最後のところはみんなに泣いてほしいと言われました。泣かすのは僕の得意技。だったら泣けるバラードかなと。映画が力強いので、泣ける曲を意識して書きました」
思えば前作『CASSHERN』では元妻・宇多田ヒカルのバラードが実に印象的だったが、今回はYOSHIKIのバラードで映画の余韻をかみしめることになりそうだ。
『GOEMON』の公開はGWのど真ん中の5月1日。“天下統一試写会”という名にあやかって、本作がGW映画を制することができるか? 今から楽しみなところだ。【MovieWalker/山崎伸子】