GG賞でも「私はシャルリー」!G・クルーニーらが掲げる
第72回ゴールデングローブ賞(以下GG賞)が開催された1月11日(現地時間)は、仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件が起こったフランス全土で、370万人が参加する反テロ集会が行われ、パリでは50か国以上の首脳も参加する大規模な反テロ行進が行われた日でもあった。
これを受け、英国やベルギーでも襲撃された週刊紙への連帯を示す「Ju Suis Charlie(私はシャルリー)」のバナーを掲げた人々が行進を行ったが、米国のGG賞授賞式でも、ジョージ・クルーニー夫妻やヘレン・ミレンなどのスターたちが「私はシャルリー」バッジをつけて登場した。
GG賞のレッドカーペットに初登場のアマル・クルーニーはエレガントなディオールの黒のドレスを着て登場したが、人権問題専門の弁護士らしく「私はシャルリー」バッジをディオールのクラッチバッグにつけて誇示していた。夫のクルーニーもタキシードの胸にバッジをつけ、セシル・B・デミル賞を受ける壇上でパリの大規模行進に触れ「今日、世界中の人々が行進したのは抗議のためではない。『我々は怯えながら歩いたりしない』という考えを支援するために歩いたのだ」とスピーチした。
また、「私はシャルリー」のロゴが印刷された紙を掲げてレッドカーペットに現れたヘレン・ミレンは、赤いドレスの胸元にペンをブローチ代わりにつけていた。ペンも言論の自由を表すシンボルとして、世界中で反テロ集会に参加した人々が手に持っていたアイテムだ。
ドイツ人女優のダイアン・クルーガーも「私はシャルリー」が印刷された紙を手にしてパートナーのジョシュア・ジャクソンとともにレッドカーペットに立ち、キャシー・ベイツはiPhoneで「私はシャルリー」のロゴを映したものを掲げてカメラのフラッシュを浴びていた。【UK在住/ブレイディみかこ】
【作品賞(ドラマ)】
『6才のボクが、大人になるまで。』
【作品賞(コメディ/ミュージカル)】
『グランド・ブダペスト・ホテル』
【男優賞(ドラマ)】
エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)
【男優賞(コメディ/ミュージカル)】
マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
【女優賞(ドラマ)】
ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)
【女優賞(コメディ/ミュージカル)】
エイミー・アダムス(『ビッグ・アイズ』)
【助演男優賞】
J・K・シモンズ(『セッション』)
【助演女優賞】
パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)
【監督賞】
リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)
【脚本賞】
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
【音楽賞】
ヨハン・ヨハンソン(『博士と彼女のセオリー』)
【歌曲賞】
「Glory」(『Selma(原題)』)
【外国語映画賞】
『Leviathan(原題)』(ロシア)
【アニメーション作品賞】
『How to Train Your Dragon 2(原題)』