松坂桃李、同い年の辻井伸行をリスペクト
謎の指揮者と負け組楽団員が巻き起こす、笑いと涙の音楽映画『マエストロ!』(1月31日公開)の公開直前イベントが、1月20日によみうり大手町ホールで開催。松坂桃李、miwa、西田敏行、小林聖太郎監督、ピアニストの辻井伸行が登壇。松坂は「改めて音楽の力って偉大なものだとつくづく実感しております」と感無量な表情で語った。
謎の指揮者・天道徹三郎役の西田は、世界的指揮者・佐渡裕の指導を受けた。本日は、劇中の演奏曲であるベートーヴェンの「運命」の指揮を生披露。見事に、弦楽四重奏(ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ)をまとめ、「運命」の“ジャジャジャジャーン”を成功させた。西田は「ちょっとドキドキしましたが、素晴らしいみなさんのお力でなんとか格好がつきました」と安堵の表情を浮かべた。
その後、辻井が登場し、エンディングテーマ曲「マエストロ!」を披露。松坂は深く感動し「辻井さんと僕は同い年。同じ年の生まれの方がこんなに素晴らしいものを生み出していらっしゃるのかと思うと、元気をもらいます。今回音楽というひとつのものに引き寄せられたんだとつづくづく実感してます」とコメント。
西田は思わず感涙し「ああ、素晴らしかった」とうなずく。映画初出演のmiwaは「撮影やいろんなことを思い出しました。これからも、この曲を聞く度に鮮明に戻ってくるのかなと」と感激。辻井は「前から音楽に関わる映画のお仕事がしたかったので、本当に光栄に思っております」喜びを口にした。【取材・文/山崎伸子】
作品情報へ