R・ウィリアムズの妻、遺産相続で3人の子どもを訴訟
昨年8月に、63歳の若さで自殺したロビン・ウィリアムズの3人目の妻スーザン・シュナイダー・ウィリアムズが、ロビンの遺産を巡って、彼が前妻たちとの間に授かった3人の子どもたちを相手取り、訴訟を起こしていることがわかった。ロビンとスーザンは、2011年10月に結婚。ロビンの遺書によれば、スーザンへの遺産は婚前契約書にもとづいて対処されることになっているという。
一方、3人の子どもたち、ザック(31)、ゼルダ(25)、コーディー(22)に関しては、2011年1月31日に作成された公式書類で、現在は遺産管理団体が運営しているロビン・ウィリアムズ・トラストを通じて振りわけられるように手続きが行われており、その額は5000万ドル(約59億3000万円)にのぼるといわれている。
スーザンは12月と1月に裁判所に提出した訴状で、「ロビンの死から数日後に、ふたりで暮らしていた家に何者かが入り、自分に所有権があると思っていた所有物まで持っていかれてしまった」と主張している。
「スーザンはロビンの死後、子どもたちが家に立ち入ることを拒否しているようです。ロビンはスーザンに会う前に、3人の子どもたちに『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー賞助演男優賞を受賞した際にもらったオスカー像など、映画やテレビにまつわるもの、グラフィック小説、演劇用のマスクなど、彼のキャリアを創造してきたと思われるマニアックなものも残すようにしていました」
「スーザンはロビンの映画のキャリアに関するものを受け取る権利はないと理解はしているようですが、結婚式の時にロビンが着たタキシードや、そのほかの細々とした小物は受け取りたいと考えています。ロビンの子どもたちは、ロビンとスーザンが結婚していた間にふたりが所有していたものであれば、スーザンが保持するべきと考えていましたが、スーザンは今、それ以上のものを望んでいるようです」
「たとえば、スーザンは、“宝石”という言葉の定義を変えようとしています。スーザンはロビンの時計コレクションは宝石に入らないと主張して、自分が受け取る権利があると主張しているのですが、子どもたちはそれらも宝石だと考えており、憤慨しています」とニューヨーク・タイムズ紙などが伝えている。
家、宝石、衣服、遺留品なども子どもたちに所有権があるため、スーザンは、自身の相続分が少ないことを不満としているようだが、子どもたちは弁護士を通じて、「彼女の行為は、父の死で深く傷ついている自分たちをさらに侮辱するものだ。静かにしておいてほしい。彼女は短い結婚生活のわりに多額のお金や遺品をほしがっている。ただの金の亡者だ」との声明を発表し、徹底抗戦の構えを見せていると米NBCニュースが伝えている。【NY在住/JUNKO】