通も驚嘆!『ヴァチカン美術館4K3D』の映像美
ヴァチカン美術館初の公認映画『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』(2月28日公開)の公開を記念した特別試写会&トークセッションが、2月18日にシネスイッチ銀座で開催。
ゲストとして、2014年にヴァチカン市国より「名誉賞」を受賞し、本年度で3年連続、ヴァチカン国際音楽祭への招聘が決定した指揮者・西本智実と、ルネサンス期の政治と宗教、人々の群像を描いた人気コミック「チェーザレ 破壊の創造者」の監修者・原基晶、そしてモデレーターをKADOKAWA ウォーカー情報局長の玉置泰紀が登壇した。
本作は、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館・ヴァチカン美術館に、世界で初めて4K3Dカメラを持ち込み、立体映像で全貌をとらえたドキュメンタリーだ。
本日、映画を初めて3Dで観賞した西本は「絵画に関して、画家たちはいかに立体的に描くかという技術を使っているわけです。つまり彼らは、頭のなかで描いたものを2次元で描いている。でも今回、その立体的なものを見られたような気がします」と驚嘆する。
玉置情報局長も「これはヴァチカン美術館がオフィシャルで作った映画なんです。普通なら、あそこまで3Dは使えないと思うから、ちょっと驚くかもしれません」とうなずく。
西本は「驚きました。想像以上にいろんな点が見えてきたので。思っていた印象と違う作品もありました」と、感心しきりの様子。原も「1回目に見た時は、圧倒されちゃいました。ミケランジェロとか、すごかったです。ヒビとかも見えます。ああ、これ、絵だったんだなと、もう一度考えることができました」と感激していた。
また原は、「ヴァチカン美術館は、ちゃんと見たのは3年前。復活祭で、あまりにも人が多かったのでゆっくり見られるはずがなくて。でも、この映画は良いですね。川の流れに巻き込まれながら見るって感じです」と、映画の魅力を語った。西本も「これを見て、本物に行っていただくと、面白い発見がたくさんあると思います」と、締めくくった。【取材・文/山崎伸子】