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「新スパイダーマンは95%白人でない」と評論家が断言

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「新スパイダーマンは95%白人でない」と評論家が断言

ソニーとマーベルの提携により、新たなシリーズの船出となった『スパイダーマン』。映画サイトThe Wrapのジェフ・スナイダーは、新シリーズはお馴染みのピーター・パーカーを主人公としたものではないということを「95%確信している」と語っている。

コミックの世界でピーター・パーカーの死後にスパイダーマンを引き継いだ黒人青年、マイルズ・モラレスが映画でも主人公になるというのだ。

「Meet The Movie Press」のポッドキャストの中で、ジェフ・スナイダーは、「言っておくが、次のスパイダーマンは白人じゃない。一番可能性が高いのは黒人だ。でも、ヒスパニック系になるかもしれない。だが、白人ではないと95%確信している」

「次のスパイダーマンはピーター・パーカーじゃないんだよ。黒人のメジャーなスーパーヒーローを誕生させることで、ソニーはマーベルやDCを出し抜き、あっと言わせることができる」と話している。

また、ソニーへのサイバー攻撃事件で流出した幹部のメールの中には、レイシスト的であると批判された内容もあったので、白人以外のスパイダーマンで新シリーズをはじめることでそれに反論することもできる。

マイルズ・モラレスがコミックの「アルティメット・スパイダーマン」シリーズに登場したのは2011年のことで、マイルズはアフリカ系とヒスパニック系のハーフという設定になっている。オバマ大統領がモデルといわれていることから、当時は政治的な判断とも批判されたが、コミックの世界ではマイルズのスパイダーマンは大成功をおさめている。

気の早いメディアやファンたちは、ドナルド・グローバーやジョン・ボイエガらがマイルズ・モラレス役の候補とネットで噂している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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