『007 スペクター』待望の本編映像解禁!
12月4日(金)に公開が決定している『007』シリーズ最新作『007 スペクター』。昨年12月8日にクランクインし、イギリスのロンドン、オーストリアのソルデンからイタリアのローマでの撮影に続き、現在はメキシコのメキシコシティで“死者の日”祭典のオープニングシーンを撮影中。本日、本編映像が初めて公開された。
これまでソルデンとローマのメイキング映像がリリースされ、氷雪に覆われたアルプス山中での過酷な撮影風景やテムズ川を疾走するボートシーン、アストンマーティンDB10のアクションシーンなどが公開されたものの、いまだ詳細なストーリーはベールに包まれたままであった。
公開された映像の冒頭ではミス・マネーペニーがボンドに、あるファイルを手渡している。それはどうやら前作『007 スカイフォール』(12)のラストで燃え落ちたボンドの生家“スカイフォール”で焼け残ったもので、そのうち一部が燃えてしまった3人の人物写真はサム・メンデス監督がすでにビデオブログで言及している「ボンドの幼少期に関わる重要な秘密」に繋がっていくことを予想させる。
『007 カジノロワイヤル』(06)でボンドの最愛の人ヴェスパー・リンドを死に追いやったMr.ホワイトとボンドが対峙するシーンに続き、2人の会話の間で“スペクター”リングのアップが挿入される。
スペクターとは、過去シリーズでジェームズ・ボンドの宿敵として登場した悪の組織の名称。スペクターに所属する悪役が必ずはめているという「ブラックオクトパス」の紋章がかたどられた指輪はいったい何を意味するのか。
Mr.ホワイトがボンドに投げかける謎の言葉「君は嵐のなかで踊るだけの凧だよ」に続いて、「ジェームズ、よく来た。やっと会えた」とボンドを迎えるクリストフ・ヴァルツの声で特報は幕を閉じる。
ボンドが乗りこむその先は、スペクターの本拠地なのか?“オーバーハウザー”という役名だけしか発表されていないヴァルツ扮する男の真の姿は、やはりスペクターの首領なのか?そしてボンドの“スカイフォール”にまつわる秘密とは?
本作はシリーズ史上かつてないほどに、ボンド自身の謎に迫るストーリー展開を予感させる特報映像。ファンならずとも、少しずつ明らかになっていく本作から片時も目が離せない。【Movie Walker】