松岡茉優、目指すは“女版”八嶋智人

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松岡茉優、目指すは“女版”八嶋智人

連続ドラマ初主演を務めるフジテレビ系「She」、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(6月27日)公開)など、若干20歳ながらここ数年で数々の話題作にひっぱりだこの松岡茉優。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015では、ニューウェーブアワード女優部門受賞を果たした松岡に、今後の俳優業などについてインタビューを敢行した。

今年で2回目となるニューウェーブアワード。授賞式では、苦楽を共にした友人である女優の武田梨奈からトロフィーを受け取り、涙ながらに喜びを語る姿が印象的だった。昨年、同賞を受賞したのは、武田梨奈と東出昌大と脚本家・宮藤官九郎。

松岡は、3人の受賞を「つながりのある方々だったので、嬉しい気持ちと、ちょっとした嫉妬というか、うらやましかったですね」と当時の気持ちを明かす。というのも、武田とは昔からの友人で、東出とは『桐島、部活やめるってよ』(12)で共演、宮藤は自身が出演した連続テレビ小説「あまちゃん」の脚本家。東出からは「素敵な映画祭だから楽しんでおいで」と送り出されたそうだ。

受賞について松岡は「いい仕事をして、映画好きの皆さんが『映画を好きでよかった』と思ってもらえるような俳優になることが恩返しかなと思います」と意欲を語った。

また、憧れの俳優について聞くと、「15歳の時から言っているのですが、“女版”の八嶋智人さんになりたいんです」と話す。「八嶋さんが映画やドラマに出演する時、この役は八嶋さん以外ありえないって、皆が思う存在。自分も、松岡がいいと思ってもらえる俳優になりたいです」とその理由を語った。

また、「八嶋さんのバラエティ番組での立ち居振る舞いも尊敬しています。私はバランスが取れる人間ではないので、八嶋さんのような“バランス力”を持てるようになりたいです」と話した。

2月に20歳の誕生日を迎えた松岡だが、10代最後の1年は、時代劇、初ヒロイン、初舞台、初MC番組など、多くの初めてを経験したという。「新しいお芝居、新しいアプローチ、新しい経験をさせていただいた1年だったと思います」と1年を振り返る。

今後、挑戦したい仕事については、「昨年1年間で経験した新しいジャンルを、もう1歩ステップアップしたいです。せっかく“1”を踏ませていただいたので、挑戦というよりは引き続き、それを2や3にしていきたい」という。

さらに、「見ている方が笑顔になったり、何か人生を思い返すきっかけになったり、迷ってることを踏み出せる一歩のきっかけになったり、そういう作品作りに貢献できる俳優になっていきたいです」と20歳の抱負を語った。

あらゆるジャンルで頭角を現し始め、今年はさらなるブレイクが予想される松岡茉優から目が離せない!【Movie Walker】

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