斎藤工、もぎりに初挑戦するも、時給を心配

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斎藤工、もぎりに初挑戦するも、時給を心配

トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜共演、園子温監督作『リアル鬼ごっこ』(公開中)の舞台挨拶イベントが、7月17日に新宿ピカデリーで開催。シークレットキャストとして本作に出演した斎藤工が、劇場でもぎりに初挑戦した。斎藤は「もぎり兼俳優の斎藤工です。もぎりという天職を見つけました」と笑顔で挨拶をした。

アナログなもぎりの作業が大いに気に入った様子の斎藤は「時給は出るんだろうかと。僕は研修生だと思うので、研修期間だと思って自分を納得させています」と笑いを取る。さらに「淡々とした作業が向いてるんです。もともと工場で働いていたので、非常に合うなと思いました」と語った。

本作で、謎の男役を演じた斎藤は、「女性しか住んでない世界の話を、園さんが撮るとうかがって、自分は男なのか、そうでないのかをまず確認しました」とおちゃめにコメント。老人の特殊メイクに挑んだ斎藤は「僕が老人の役をやっていると知らないで劇場を出てしまうってことも多いくらいです」と自分の変身ぶりを強調した。

終盤、とんでもない格好で登場する斎藤は「ガウンだけを羽織っているだけの衣装ですが、大雪の日に撮りました。僕の衣装は特徴的です。衣装合わせで、僕が攻めていったら、園さんは納得してくれました。でも、みなさん女子高生という設定で、超薄着で、極寒の季節にすごいサバイバルな撮影を経てそこにいらしたので、僕が寒いとは言えない状況でした」と苦笑い。

ネタバレになるので、詳しくは語れないと言う斎藤だが、「(映画を観た方が)失笑じゃないことを祈ります」と語った。

山田悠介の人気小説を映画化した『リアル鬼ごっこ』だが、今回は小説の設定を斬新に変え、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜というトリプルヒロインを迎えた、恐怖のジェットコースタームービーとなっている。命をねらわれる女子高生たちの逃亡劇を描く。【取材・文/山崎伸子】

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