女優・黒木瞳が「嫌な女」で映画監督に初挑戦
女優・黒木瞳が映画監督に初挑戦し、桂望実によるベストセラー小説「嫌な女」を映画化することが明らかになった。
「嫌な女」は、初対面の相手でもたちまち懐に入ってしまい男をその気にさせてしまう詐欺師・小谷夏子と、夏子の遠縁で彼女のトラブル処理を行う弁護士・石田徹子、対照的な二人の大人の女性の人生を描いた長編小説。
今回の映画化にあたり、黒木は「映画『風と共に去りぬ』を観て、あのスクリーンの中に入りたいと思った10代の頃。そして、20代でその中に入った。映画の世界は、すぐに私を虜にさせた。それからずっと映画作品に出演させていただいている私が、監督をしようと決めたのは、いうまでもない。『嫌な女』という小説に出会ったからだ」とコメント。
原作について、「主人公、徹子と夏子を通して見えてくる人生の風景、人と人との絆、そして、誰にでも訪れる老い。それでも、“人生捨てたもんじゃない”と思わせてくれる爽やかな読後感を、私は、映画『嫌な女』 で感じたいと思ったのだ」と語っている。
また、クランクインに向けて「監督をさせていただくことは、みに余る光栄だ。とはいえ、今やクランクインを前に、私は極度の緊張感に包まれている。演者とは全く違う景色が、私をどう衝き動かすのか楽しみにしているのと同時に、これから訪れる私の未知なる日々が、スタッフ出演者にとっては最高の日々になるようにと、今はそれだけを願っている」と自身の思いを告白している。
『嫌な女』は8月1日クランクイン、8月末クランクアップ予定で公開は2016年の予定。出演者はまだ発表されていない。【Movie Walker】
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