大島優子のツッコミに大倉孝二タジタジ!?【対談・前編】
悩みを抱えた男女が箱根で不思議な旅を繰り広げる『ロマンス』(8月29日公開)。今回、劇中で絶妙なコンビネーションを発揮している大島優子と大倉孝二の対談が実現!作品について語ってもらうはずが、撮影を通して親交を深めたという2人が夫婦漫才(?)のような掛け合いを見せ、脱線しまくりのゆるゆるトークに!?
――物語の舞台となった箱根での撮影はいかがでしたか?
大島「今回の作品は、私にとって箱根の思い出アルバムみたいなものなんです。いろんな箱根の観光スポットで撮影させてもらったので、毎日楽しかったですね。セリフ量もそんなに多くなかったので(笑)」
大倉「えっ!僕は結構セリフ多かったけどね」
大島「あれ…?私が少なかっただけか」
大倉「僕が長いセリフをしゃべった後に、大島さんが一言しゃべるってのがほとんどだったじゃん」
大島「大先輩にたくさんセリフをしゃべらせてしまって、なんかすみません(笑)」
――ロマンスカーのアテンダントを演じる大島さんと怪しげな映画プロデューサー役の大倉さん、2人きりのシーンがほとんですが、現場の雰囲気はどうでしたか?
大島「アットホームな雰囲気でしたね。ツラいと思うことがなにもありませんでした」
大倉「こぢんまりとした撮影だったんですよ。毎日、キャストとスタッフ合わせて10人くらいでロケバス移動しながら撮影していたので」
大島「みんな親戚みたいな感じでしたよね?」
大倉「そうそう。撮影中も、緊張とか全然しなくて」
大島「AKB48卒業後初の主演映画ということで最初は身構えていたんですけど、そういう作品じゃないな…と気づいたんです(笑)。主演だからといって私が全体を引っ張るという感じでもありませんでした」
大倉「まあ、僕ら2人のシーンがほとんどだったから、そんな状況で『私が主役よ!』みたいな座長顔されても正直困ったけどね(笑)」
大島「そっか(笑)」
――夫婦漫才のような2人の会話が劇中にも出てきますが、どの程度アドリブが入っているんですか?
大島「基本的には台本のままです。それでも大倉さんはセリフにちゃんと“大倉テイスト”を入れていらっしゃって、すごいなあと(笑)。そういえば私、大倉さんができない演技を見つけたんですよ!」
大倉「えっ?なに?」
大島「大倉さんが娘の話をするシーンがあって、そこで『娘に2年くらい会ってないんだよな、へへっ』っていうセリフがあるんですけど…」
大倉「あれ、そんなシーンあったけ?」
大島「その“へへっ”をタナダ(ユキ)監督から『キャラクターみたいにしゃべってください』って言われたんですよ」
大倉「あーそうだ!思い出した」
大島「でも大倉さん、いくら練習してもできないんですよね(笑)」
大倉「僕ね、モノマネがド下手なの(笑)」
大島「全然キャラクターっぽくなくてビックリしたんです(笑)」
大倉「…でも、この件で一気に現場の雰囲気が良くなった気がするなあ」
(【対談・後編】へ続く)
【取材・文/トライワークス】