映画『桜ノ雨』の主要キャスト発表!主演は山本舞香
2016年春に公開予定の映画『桜ノ雨』の主人公・未来(みく)を、若手モデルで女優の山本舞香が演じることが分かった。
『桜ノ雨』は、halyosyが動画投稿サイト「ニコニコ動画」で発表したボーカロイド楽曲から火がつき、中高生の定番卒業ソングとなった同名楽曲の実写映画化。halyosyの所属するアコースティックバンド・absorbのメジャーデビューシングルとなったほか、2012年には小説化もされ、メディアミックスの展開を見せている人気作。
今回の映画は、halyosy自身が原作・原案として参加したその小説を基に映画化。ボーカロイドキャラクターの学園生活を軸として、「音浜高校合唱部」を舞台に、学園の四季を綴る青春群像劇だ。
ソプラノのパートリーダーである主人公を演じる山本は、2011年に「三井リハウス」の14代目リハウスガールでデビュー。その後、映画『劇場版 仮面ティーチャー』(2014)、『暗殺教室』(2015)、『Zアイランド」(2015)と立て続けに話題作に出演し、今後もドラマ「南くんの恋人~my little lover」(フジテレビ系)、映画『暗殺教室』の続編が控えている注目の若手女優で、本作が映画初主演となる。
山本は「『こんな曲があるんだよ』とマネジャーから教えられて、初めて『桜ノ雨』を聴きました。中学の卒業式の思い出が頭に浮かびました。最初に台本を読んだ時、未来は自分には難しい役だと思いました。私は人見知りだけど内気ではないので、こんなに内気で言葉をのみ込んでしまう女の子を演じることができるか、少し怖かったんです。でも、決まったからには全力でやろうと思いました。何度も読んで未来のキャラクターを自分なりに作っていきました」と、心境の変化を告白。
同作の監督を務めるウエダアツシとも十分に話をしてキャラクターを作っていったという。「ウエダ監督は1シーンごとに近くに来てくださって、必ず未来のことを細かく説明してくださいました。私も自分の思っていることやアイデアを伝えて、話し合いながら撮影に臨みました」と、意欲的に撮影をこなした。
そして、「初主演が『桜ノ雨』という親しみのある作品で良かったと思います。『合唱ってすごいな』と思っていただけると嬉しい。私も初めて歌のソロに挑戦しました! 未来という役を通して、観てくださる皆さんに何かを伝えられたらいいな」と口にした。
halyosyは今作で原作・原案を担当。映画化に当たり、「活き活きと動き回る鈴、蓮。悩み多き未来、友梨。憧れのハル先輩、瑠樺。そして芽衣子先生! 小説から飛び出したかのような命が吹き込まれた人物たちと、音浜の舞台となった静岡・沼津の町並みが見事にシンクロしていて、アッという間に観終わってしまいました。そしてクレジットに僕の名前が出た時、思わず目頭が熱くなってしまい…感激です!」とコメント。
続けて「スタッフさんと話を重ねていくにつれ、この楽曲と合唱、小説に対する思いがすごく伝わってきて。僕自身『未来やハル先輩たちが実写で動く姿を見てみたい、歌声を聴いてみたい』と思うようになりました。その予感や期待が、間違いではなかったと実感したのは、合唱の練習を見学させて頂いた時でした。キャストの皆さんや、現役の学生さんが熱心に合唱を練習する姿を見て、この映画の最大の武器は歌だ! と強く感じました。桜ノ雨のほかにも僕の楽曲が数曲登場しますが、素敵に演出してくださって、どれもシーンにハマっていて感動しました。音楽で心情を表現することは、こんなにも重要なのだと痛感しました!」と、感極まった様子。
最後に「監督さん、脚本家さん、音楽監督さん、スタッフの皆さん、キャスト・合唱部役の皆さん、小説に携わる皆さん、この曲を好きになってくださって本当にありがとうございます! そして桜ノ雨を投稿した時からずっと応援してくださっているみんな、桜ノ雨プロジェクトのみんな、学校やイベントで歌ってくれたみんな、それから翔太と博。桜ノ雨がここまで大きく育ってこられたのは、みんなのお陰です。これからも桜ノ雨を一緒に歌っていけたら嬉しいです! この映画を通じて、合唱してみたいなと思われた方、ぜひ挑戦してみてほしいです。青春はいつでも取り戻せることを、この映画は教えてくれました」とメッセージを寄せた。
ほか、未来が想いを寄せるハルを浅香航大が、合唱部の蓮を広田亮平が、瑠華を久松郁実が演じるなど、フレッシュな新世代キャストが主演・山本の脇を固める。
2016年春公開予定
出演:山本舞香 浅香航大
広田亮平 久松郁実 三浦透子 井上由貴 中村大樹 きそひろこ
田畑智子 奥貫 薫