雪平スーツも着納め!篠原涼子「淋しい…」と号泣
篠原涼子が敏腕女刑事・雪平夏見を演じた人気シリーズの完結編『アンフェア the end』(公開中)。公開13日間(9月17日現在)で観客動員数75万人、興行収入10億円を突破した本作の大ヒット舞台挨拶が、9月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、主演の篠原涼子と佐藤嗣麻子監督が登壇した。
黒のパンツスーツと白のブラウスという、雪平夏見“おなじみ”の衣装を着て登場した篠原。10年間続いた「アンフェア」シリーズの仕事はこの日が最後ということで、「このスーツを着られるのは本当に今日が最後なんですよ。すごく淋しいです…」と、イベント冒頭から涙。これには、シリーズ開始以来、苦楽を共にしてきた佐藤監督もつられて涙を流していた。
さらに、シリーズを引っ張ってきた“座長”の篠原へのサプライズ演出として、共演者である永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、向井地美音、AKIRA、寺島進、佐藤浩市からのビデオレターを上映。
「篠原とどんな役柄で再共演したい?」という質問に、永山、阿部は「泥棒、強盗」。加藤と寺島は「夫婦役」。佐藤浩市からは「ワケありの兄弟」とさまざまな回答が寄せられた。「みんな色々考えるな~」と篠原が関心していると、佐藤監督が「では次は、泥棒の夫婦が実は兄弟だった…なんていうのを撮りましょうか!」とうまくまとめ、観客の笑いを誘っていた。
また、ビデオレターの最後には各キャストから篠原へ感謝のメッセージが流れ、モニターをジッと見つめる篠原の瞳には、再び涙が!「この作品は雪平だけでは成立しない。他のキャストあっての作品で、たくさん愛をいただきました。今日まで一度も泣かずに来れていたんですが…取り乱してすみません」と涙が止まらない様子。その姿に、佐藤監督だけでなく、客席の「アンフェア」ファンもつられ涙ぐみ、雪平夏見との別れを惜しんでいた。
最後にヒットを祝してくす玉を割ると、「もう泣きません!雪平夏見、退散します!」と篠原が笑顔で客席に手を振り、ファンに見守られながら「アンフェア」シリーズ最後のイベントは幕を下ろした。【取材・文/トライワークス】