オノ・ヨーコ「J・レノンは男にも性的な欲望があった」
オノ・ヨーコがThe Daily Beastとのインタビューで、亡き夫ジョン・レノンは男性に対しても性的な欲望を感じることがあったと明かしている。
彼は実際に男性と関係を持ったことがあったのかと尋ねられたヨーコは、「そうは思いません。欲望は感じていたと思うのですが、自分に強く禁じていたのです。彼が亡くなった年の初め、彼は『(同性と)やっていたかもしれないと思う。でも、できなかった。そこまで魅力的な相手を見つけられなかったから』と言いました。私もジョンも、魅了的な、美しいものが大好きですから」と同サイトに話している。
ビートルズのマネージャーで同性愛者だったブライアン・エプスタインとレノンの関係は以前から何度も取り沙汰され、2人のフィクショナルなロマンスを描いた『僕たちの時間』(91)という映画も作られたことがある。2人はレノンの最初の妻、シンシアが妊娠していた時に一緒にスペインに旅行して不倫の関係になったという根強い噂があるが、ヨーコは彼らは同性愛の関係にはなかったと断言している。
「一緒にスペインに行って帰って来た時に、記者から『不倫したんですか?』としつこく聞かれて、ジョンは『ああ、やったよ』と言ったんだと思います。ブライアン・エプスタインは彼を口説こうとしただろうと確信していますが、ジョンは関係を持ちたくなかったんだと思いますよ」とヨーコは話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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