V・ベッカム、骸骨モデル問題で議会の招へい無視

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V・ベッカム、骸骨モデル問題で議会の招へい無視

「骸骨のようなモデルばかり使っている」と批判されていたデザイナーのヴィクトリア・ベッカムが、英国議会の議員たちから「サイズ0」と呼ばれる未成年のモデルたちを使うファッション界の慣行について話し合うために招へいされたが、国会議員たちとこの問題について議論することを拒否したと英紙ミラーが伝えている。

英国議会の招へいに応じていないヴィクトリア・ベッカム
英国議会の招へいに応じていないヴィクトリア・ベッカム写真:SPLASH/アフロ

未成年者の摂食障害が社会問題になっている英国の議会には、全政党にまたがる国会議員たちによって構成されたボディ・イメージを調査するためのグループが存在する。その代表を務めているキャロライン・ノークス議員は、「サイズ0」問題を話し合う会議への招へいを複数のモデル事務所やヴィクトリアが完全に無視していると明かした。

【写真を見る】ファッションブランド、ヴィクトリア・ベッカムの服でファッションショーのランウェイを歩くモデル
【写真を見る】ファッションブランド、ヴィクトリア・ベッカムの服でファッションショーのランウェイを歩くモデル写真:SPLASH/アフロ

「我々は、ウィルヘルミーナやモデルズ1、ストームといったモデル事務所に加え、ニューヨーク・ファッションウィークのショーで大きな物議を醸したヴィクトリア・ベッカムにも会議への出席を招へいする手紙を送りました。が、残念なことにいまだに何の返事もありません」

「ヴィクトリアはすべての女性のために服をデザインしたいと言っています。彼女が極端にやせたモデルたちを使うことをやめれば、彼女の服はすべての女性に着こなすことができるのだと証明する素晴らしい機会になります。話し合う機会を与えられながら断っているのですから、我々が出す結論を彼らが批判しないことを祈ります」とノークス議員はミラー紙に話している。

同紙がヴィクトリアの広報にコメントを求めたところ、ヴィクトリアは議会からの招へいの事実を認識しておらず、現在バカンス中だという答えが戻って来たらしい。【UK在住/ブレイディみかこ】

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