「MOZU」スピンオフはファンをくすぐる仕掛けが満載!
人気ドラマシリーズ「MOZU」のその後を描く、映画『劇場版MOZU』がいよいよ11月7日(土)から公開。ドラマファンは心待ちにしているはずだが、その前にチェックしておきたいのが、WOWOWで放送される本作のスピンオフドラマ「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」だ。
劇場版ともリンクする本作では、西島秀俊扮する刑事・倉木と共に捜査にあたってきた、元刑事・大杉良太(香川照之)の活躍が描かれる。探偵事務所を開いた彼が、数々の難事件に挑んでいく。大杉をメインに据えた物語ではあるが、劇中には「MOZU」ファンのツボをくすぐるポイントが満載!その一部を少し紹介してみよう。
大杉の過去
大杉といえば、捜査一課でバリバリ働いていた熱血漢な男。刑事の鏡ともいえる彼だが、劇場版ではすでに、探偵として腕を振るい倉木と行動を共にする。大杉がなぜ刑事を辞め探偵になったのか?スピンオフでは彼の知られざる過去が明らかになっていく。警察という巨大な組織に嫌気が差していた大杉だが、理由はそれだけではない…!?
“百舌”こと新谷和彦の影
「MOZU」を象徴するのが、殺しを請け負っていた悪役の新谷和彦(池松壮亮)。アイスピックを武器に殺害を遂行していく殺しのプロだ。スピンオフでは、新谷の模倣犯が出現したり、彼自身の犯行と思われる現場が映し出されたりと、新谷の存在を匂わせる描写がいくつか登場する。また、“MOZU”という名前の店が出てくるなど、小粋な計らいも楽しい。
“ダルマ”の存在
ドラマシリーズでは謎のままにされていた“ダルマ”。劇場版では、倉木がダルマと直接対決に向かう姿が描かれるなど、「MOZU」にとってダルマは物語を盛り上げる重要なファクターとなっている。スピンオフでも、ダルマというフレーズが大杉の口から吐かれたりと、思わずニヤリとしてしまうシーンが登場。もしかしてダルマが関わっているのかも…と想像を膨らませるのも一興だ。
大杉の仲間たち
スピンオフでも大杉の良き相棒となるのが、伊藤淳史演じる交番勤務の鳴宮。探偵になっても鳴宮に捜査協力を依頼し、コキ使うなど大杉の横暴っぷりは健在だ。そんな2人のコミカルな掛け合いは、ドラマシリーズよりもパワーアップ!また、倉木や明星(真木よう子)もわずかながらも登場するので、しっかりチェックしておこう。
このほかにも、吉田鋼太郎が中神を再演しているなど、本ドラマには「MOZU」ファンには嬉しい仕掛けが多数盛り込まれている。「美しき標的編」は11月2日(月)21:00からTBS系列、11月8日(日)22:00からWOWOWプライムで放送。「砕かれた過去編」は11月15日(日)22:00からWOWOWプライムで放送されるので、『劇場版MOZU』と共に見逃すべからず!【Movie Walker】
「美しき標的編」
11月2日(月)21:00~[TBS系]・11月8日(日)22:00~[WOWOWプライム]
「砕かれた過去編」
11月15日(日)22:00~[WOWOWプライム]
http://www.wowow.co.jp/drama/mozu_wowow/ohsugi_wowow/