エルトン・ジョンとプーチン大統領がモスクワで会談へ

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エルトン・ジョンとプーチン大統領がモスクワで会談へ

エルトン・ジョンが、ロシアでの同性愛者権利の問題を話し合うため、プーチン大統領と会談することになったと明かした。これはエルトンがオックスフォード大学で行ったスピーチで語ったもので、昨年からプーチン大統領に会いたいと何度も申し入れていたようだが、ようやく同大統領からの同意にこぎつけたそうだ。

プーチン大統領と会談することになったと明かしたエルトン・ジョン
プーチン大統領と会談することになったと明かしたエルトン・ジョン写真:SPLASH/アフロ

エルトンは今年9月、ロシアのコメディアンからプーチン大統領を装ったいたずら電話を受けて大きな話題になった。それを受け、本物のプーチン大統領がエルトンに電話し、「ロシアのコメディアンたちがやったことに腹を立てないでほしい」と話したと伝えられていた。

「僕は政治家ではないが、他のやり方で貢献したい。プーチン大統領に『ヘイ、プーチン!こんなクソみたいな状況は変えるべきだよ』と言うつもりはない。すぐにポロニウムを注射されてしまうだろうからね。僕は彼に、ゲイであるということはどういうことなのかを話したい。僕の世代のほぼ全てのゲイがそうだったように、僕もヘテロになろうと必死で頑張った。ゲイであることが自分のチョイスだとすれば、ほとんどゲイなんていなくなる」

「たぶんスポーツや音楽の話から始めて、徐々に肝心なことに触れていくことになるだろう。ああしろ、こうしろ、と彼に言う気はない。知らない人なんだし、最初はナイスにして、『あなたの国の偉大なる作曲家チャイコフスキーはゲイでした』と言うつもりだ」とエルトンはオックスフォードの学生たちに語ったと英紙ミラーのサイトが伝えている。

プーチン大統領はエルトン・ジョンのファンとして知られており、「人間としてもミュージシャンとしても傑出した人物だ」と称賛したことがある。【UK在住/ブレイディみかこ】

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