ロイヤルベビー効果でヴィンテージ風子供服ブーム！

リバティーのプリントのワンピースにピンクのカーディガンという、クラシックな服装で写ったシャーロット王女が公開されたばかりだが、ロイヤルベビーの服装をコピーする親たちが増えているせいで、ヴィンテージ風子供服のブームが起きているという。

そういえば、シャーロット王女が洗礼式で着用していた英国王室に代々伝わる洗礼式用べビードレスや、ベビーシッターのレトロな服装はまるで『メリー・ポピンズ』(64)の時代のような雰囲気だった。また、洗礼式に赤い縁取りのあるブラウスと赤い短パンで登場したジョージ王子の姿が大評判になり、ネット販売されていた同じ服が瞬時に完売したということもニュースになった。

洗礼式でのジョージの服をデザインしたレイチェル・ライリーは、2012年にヘリテージ・コレクションを立ち上げており、アンティークショップやノミの市で売られている子供服を買い、それをヒントにして服をデザインしているという。「ロイヤルベビーたちは、クラシックなデザインの服が本当によくお似合いです」とレイチェルは英紙テレグラフに話している。

英国の大手デパート、ジョン・ルイスもレイチェル・ライリーの子供服のヒットに預かろうとヴィンテージ・フローラル・ベビーウェアという子供服のブランドを立ち上げており、同様に「古きよきイングランド」をイメージした子供服のデザインを打ち出しているブランドにエルフィーがある。他にもキャラメル・ベビー＆チャイルドやベネディータなど、ヴィンテージ風の子供服ブランドがいま大人気だという。

大人のファッションがそのままミニサイズになったような服を子供に着せるヴィクトリア・ベッカムやキム・カーダシアンのようなセレブたちとは対照的に、まるで50年前の子供服のようなデザインを子供に着せるキャサリン妃。それが新鮮に見えるのか、まるで古着のような子供服が英国のショップに増えている。【UK在住/ブレイディみかこ】