G・ルーカス監督、手放したSW新作を見る気分は?
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)をまだ見ていないというジョージ・ルーカス監督は、自ら手放したシリーズの新作を見る時は複雑な心境になるだろうと語っている。
3年前にルーカス・フィルムをディズニーに売却した同監督は、会社と一緒に『スター・ウォーズ』シリーズもディズニーに渡し、新作ではアドバイザーを務めるという話もあったが、実際には一切製作に関与していないという。彼が提案した続編のストーリーをディズニー側が気に入らなかったそうで、そのため監督からも全面的に手を引くことにしたようだが、今はそのことを全く後悔していないそうだ。
「自分の思う通りにするか、できないか、のどちらかなんだよ。そして思い通りにならなければ(関与しても)うまく行くわけがない。だから、いっそ離婚することを選んだのさ」とワシントンポスト紙に話している。
このインタビューが行われたのは11月で、その時点ではまだ同作を見ていないと語ったルーカス監督は、ハリソン・フォードやキャリー・フィッシャー、マーク・ハミルといった自分と一緒に仕事をしたオリジナルのキャラクターがスクリーンに出ているのを見ると、仲間はずれにされているような気分になるだろうという。
ルーカス監督は新作を見る時の自分の心境を離婚してバラバラになった家族が再び一同に集った結婚式に例え、「元妻がいて、現在の妻がいて、僕は深呼吸しておとなしくそこに座ってその時間をエンジョイしようと努めるのさ。そうなったのは僕の決断だったんだからね」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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