デヴィッド・ボウイの遺灰は山に撒かれる?
デヴィッド・ボウイは生前、散骨を希望していたようで、その遺灰の一部は彼が気に入っていたニューヨーク州のウッドストック近くにあるキャッツキル山地に撒かれると英紙デイリー・メールが伝えている。
同紙のサイトMail Onlineによれば、ボウイはこの山地に別荘を持ち、亡くなる前の数年間はそこで生活していたという。ボウイの遺体は亡くなってすぐに火葬されたと伝えられており、遺灰がどこに存在するのかは家族しか知らないが、彼と生前に親しかった友人たちは同地に散骨されるのは間違いないと確信しているようだ。
「何十年も慌ただしい都市での生活を経験した彼は、山での暮らしにようやく心の平穏を見つけていました。彼の遺灰の一部はあそこに撒かれるだろうと確信しています。デヴィッドはとてもプライベートな人で、死に関してもそれを貫こうとしました。だから、彼の家族に、どこに遺灰を散骨して欲しいか明確に言い残したはずです」と友人の一人が同サイトに話している。
また、英紙サンデー・ミラーによれば、ボウイは友人だったフレディ・マーキュリーにならい、自分の墓を残すことを希望していなかったという。フレディ・マーキュリーの遺体も散骨されたと伝えられており、近年になって墓が発見されたと報道されたこともあったが、彼の元恋人メアリー・オースティンは「見当ちがい。彼の遺灰がどこにあるのかは私しか知らない」と発言して、その後、墓標がなぜか消滅するという出来事があった。
同紙によれば、ボウイの遺灰の在り処も妻子のみが知ることになるだろうという。「彼にとって最も重要だったのは、彼が作り続けた伝説を維持することです。彼は墓石のようなもので後世に残るのは大嫌いだったでしょう。それは全く彼らしくない」と友人は証言している。【UK在住/MIKAKO】