ウィル・スミスもアカデミー賞ボイコット!

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ウィル・スミスもアカデミー賞ボイコット!

アカデミー賞のノミネーションで演技部門の候補者たちが全員白人だったことに対し、スパイク・リー監督やジェイダ・ピンケット=スミス、ウーピー・ゴールドバーグが授賞式をボイコットする意向を発表していたが、ジェイダの夫で主演男優賞のノミネートを逃したウィル・スミスもボイコットを宣言した。

アカデミー賞授賞式のボイコットを表明したウィル・スミスと妻のジェイダ・ピンケット=スミス
アカデミー賞授賞式のボイコットを表明したウィル・スミスと妻のジェイダ・ピンケット=スミス写真:SPLASH/アフロ

米ABCの朝の情報番組「Good Morning America」に出演したウィルは、今年のアカデミー賞ノミネーションについて質問され、「多様性は米国が誇るスーパーパワーだと思う。それが僕たちを偉大にするのさ。様々な出身地のそれぞれ違う人々が、自分のアイディアやインスピレーションや影響を与える煮込み鍋のような美しい国がアメリカだ。だが、一連のアカデミー賞のノミネーションを見ていると、その美しさが反映されていない」

「僕は2度アカデミー賞にノミネートされたことがある。そのどちらも、賞を獲ったのは白人俳優じゃなかった。1回目はデンゼル・ワシントンが、2回目はフォレスト・ウィテカーが受賞したんだ。ノミネートされた顔ぶれは素晴らしいけれど、僕たちは間違った方向に進んでいる。分離主義の方向に僕たちは退行している。人種的、宗教的な不協和音を引き起こすような、ね。それは僕が後世に残したいハリウッドではない」と話したと英紙デイリー・メールが伝えている。

また、妻のジェイダと同じように授賞式に欠席するのかと尋ねられると、「僕たちはそれを話し合った。そして僕たちは映画界の人間だけど、現在の状況では、あそこに立って『これでいいんだよ』と言うことはできない」とボイコットを宣言している。【UK在住/MIKAKO】

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