宮野真守「チューしました!」と赤面。『頭文字D』の成長と未来を語る

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宮野真守「チューしました!」と赤面。『頭文字D』の成長と未来を語る

しげの秀一の人気コミック「頭文字D」を新たにアニメ映画化した3部作の最終章『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』。初日舞台挨拶が2月6日に新宿ピカデリーで開催され、声優の宮野真守、小野大輔、中村悠一、白石稔、中智仁監督、サンジゲン代表でCGクリエイティブプロデューサーの松浦裕暁が登壇。主人公・藤原拓海役を演じ続けてきた宮野が、「僕らの戦いの終わりをやっとこうして見てもらえた。感無量です」と最終章を迎えられた感激の思いを語った。

天才ドライバー・拓海と、彼の前に立ちはだかる強者たちとのバトルを描く本作。宮野は「正直、ものすごく緊張してプレッシャーがあった。自分たちだからこそできる表現を目指して、1、2、3とやってきた」と『新劇場版』にプレッシャーがあったことを告白。「免許を持っていない僕が運転していいのかと。そんな悩みもありました。『Legend3』までに絶対に取るぞと思って、免許を取りました!」と免許取得を報告して、会場の拍手を浴びていた。

拓海の成長について聞かれると、宮野は「自分の中に何があるか気づいていない状態から、拓海はいろいろなものに気づいて、見つけていった。『Legend3』で熱いものを見つけて、最後に自分の夢を見つけるところまで成長した。すごく熱い流れだった」とじっくりとコメント。さらに「あと、チューしました!感動しました」となつきとのキスシーンに触れ、「スゲー、恥ずかしかった。内田(真礼)さんと赤面しながらやりました」とアフレコ秘話を話して、会場の笑いを誘っていた。

また、原作者のしげの秀一からはコメントが届けられたこの日。白石が「三部作の完結にふさわしい素晴らしい出来でした。『新劇場版』の中では『Legend3』が一番好きです。自分が生み出した原作をこんなに新たな形で表現されて、面白いんだな『頭文字D』ってと改めて思いました。感無量です」としげのからの絶賛の言葉を読み上げると、宮野は「おおおー!」と大喜び。小野も「書かれたご本人がこんなに面白かったと言ってくれるのは、すごいうれしいですね」と晴れやかな笑顔を見せていた。

最後には小野が「これが終わりではなくて、ここからが『頭文字D』の始まり。これだけ素晴らしい作品。これからも記憶に残して、未来に進めていただきたい」と挨拶。宮野も「ここで終わってしまうのはとてもさみしい。輝いた目をしていた拓海の、あの目の先を演じたいし、見てみたい」とこの先の展開に期待し、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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