第88回アカデミー賞ベストドレッサーは?【その2】
(その1の続き)今年も豪華なドレスで彩られた第88回アカデミー賞授賞式。ミュージシャンとしての奇抜なファッションから一転、ブランドン・マクスウェルの純白のパンツドレスで視線をさらったのが、レディー・ガガだ。
ウェイビーなブロンドヘアにイヤリング、ミニマルなベアトップスタイルで美しいデコルテを披露。パンツスタイルにロングトレーンのドレスのボトムスは、2012年にベストドレッサーに輝いたグウィネス・パルトロウが着ていたトム・フォードの白いパンツスーツを彷彿させると好評だった。シンプルすぎてガガにしてはちょっと寂しい、と思いきや、90カラット、800万ドル(約9億円)のロレイン・シュワルツのイヤリングが最大のアクセントで、ハリウッドグラマーの仲間入りを果たしたと絶賛されている。
今回も、広告塔を務めるディオールのクチュールドレスで登場したジェニファー・ローレンスは、今回授賞式ギリギリに登場したため、レッドカーペットでのドラマは見られなかった。しかしこれまで赤やピンクなどのカラフルな色を着ていたジェニファーが、今回は、ブロンドのストレートヘアに、トレンドの黒いシースルーのシアードレスで、大人の女性を演出。周囲をアッと驚かせた。
また、マーゴット・ロビーの、プランジネックのスネークスキンのゴールドのトム・フォードのドレスに、フォーエバーマークのダイヤモンドも大好評だった。昨年は、新作のためかヘアをブルネットに染めて「認識不能」と周囲をがっかりさせたマーゴットだが、今年はラフに伸ばしたブロンドヘアも、「ボディ全体がブロンドで、本人がオスカー」「ゴージャス」と絶賛された。
昨年主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアも、黒いシャネルのオートクチュールドレスで、ショパールのジュエリーとともに大人の貫録を見せつけ絶賛されているほか、ジェニファー・ガーナーのヴェルサーチの黒いロングトレーンのドレスとニール・レーンのジュエリー、そして、レイチェル・マクダムズが着ていた、ダークグリーンのオーガスト・ゲッティのサテン地のシンプルなバックレスドレスは、「アップにしたヘアにピアジェのイヤリングも抜群の効果。ロングトレーンと大胆に開いた背中のファッションは、新たなステップに挑戦した大人のファッション」として高い評価を得ている。
『スター・ウォーズ』の新ヒロインに抜擢された新星デイジー・リドリーは、レースにセクイン、ビーズとトレンドを取り入れたシルバーのシャネルのオートクチュールドレスと、シャネルのファインジュエリーと、シルバーでトータルコーディネート。少々地味目との評価もあったものの好評だった。
ほか、ティナ・フェイ、インド人女優のプリヤンカー・チョープラー、アイラ・フィッシャー、「日本のさつまいもで、産後のダイエットに成功した」というオリヴィア・マン、第二子を妊娠中のエミリー・ブラント、第一子を妊娠中のジョン・レジェンドの妻クリッシー・テイゲンのドレスも好評だった。【NY在住/JUNKO】