徹底的な肉体改造による、驚きの“アフター写真”を公開
強烈なインパクトを与える“ライザップ”CMの影響か、最近は肉体改造ブーム。そのビフォー/アフターを披露する芸能人のInstagramなどが何かと注目を集めているが、正直そんなの目じゃない!という劇的な変貌ぶりを紹介したい。どん底まで落ちたボクサーの復活と家族との絆を描いた『サウスポー』(6月3日公開)での、主演俳優ジェイク・ギレンホールの強烈すぎる“アフター写真”がそれだ。
本作でギレンホールが演じるのは、怒りをエネルギーに変え向こう見ずなファイトスタイルで相手をマットに沈めてゆく無敗の世界ライトヘビー級王者ビリー・ホープ。そんな短気な性格ゆえに引き起こしたケンカから最愛の妻を亡くし、娘とも離れ離れにされてしまった男が再び立ち上がってゆく姿を熱演している。
そんな本作でひと際目を引くのが、ギレンホールの鍛え上げられたガチムチのボディだ。分厚い胸筋に、6つに綺麗に割れた腹筋、盛りあがった肩の僧帽筋といった“筋肉の鎧”に身を包み、血管を浮き上がらせて戦う姿はまさにプロボクサーそのもの。
この役作りのために、ランニング、縄跳び、サンドバッグ打ちといった1日2回のハードなトレーニングをほぼ毎日、6か月に渡り行ったというギレンホール。ボクシングのテクニックからフィジカル、メンタル面までも鍛え上げ、ライトヘビー級の鋼の肉体を作り上げた。
こうしてキャラクターが形作られていく過程にアントワン・フークア監督も立ち会っていたようで、「毎日監督が側にいて、こちらを鼓舞してくれるのは素晴らしかった。僕らは2人ともそうした意欲と犠牲に駆り立てられていた。そのエネルギーが映画にも表れているはずだ」とギレンホールは語っている。
近作『ナイトクローラー』(14)では、頬がこけ、目玉が飛び出しそうな不気味なビジュアルだったギレンホール。そんなガリガリな姿とは一転、本作でのガチムチボディへの変貌にはただただ脱帽のひと言。もはや“役作り”の域を超え、究極の肉体を手にしたことで辿り着いた彼の新たな境地とは?それを確かめる意味でも、『サウスポー』をぜひスクリーンで見届けてほしい!【トライワークス】