「鋼の錬金術師」が山田涼介主演で実写映画化!
シリーズ累計発行部数7000万部超を記録し、日本での映像化は不可能と言われていた荒川弘の人気コミック「鋼の錬金術師」の実写映画化が決定。主人公のエドワード・エルリック役をHey! Say! JUMPの山田涼介が演じ、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子ら豪華キャストが出演することが正式発表された。
幼いころに亡くした最愛の母親を生き返らせるために“錬金術”の最大の禁忌(タブー)“人体錬成”を行い、失敗の代償として体を失ってしまった兄・エドワード弟・アルフォンスの冒険と成長を描いた本作。少年誌での連載にもかかわらず、他コミック漫画にないオリジナリティ溢れる設定とビジュアルによって熱狂的な女性ファンをも獲得し、TVアニメ化、アニメ映画化などもされた伝説的な作品となっている。
そんな本作の映画化決定の報せを受けて、原作者の荒川弘は「色々なメディア展開をしてきた鋼の錬金術師ですが、なんと実写化!マンガでは豆粒ドチビのすぐキレる主人公なので、山田さんに演じていただくのは、なんだか申し訳ない気分です…!!(あ、ヒロインもすぐキレますね。すみません…)」と喜びのコメントを寄せている。
主役のエドワード役を演じる山田涼介は今回の出演にあたって「僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います。今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか?という気持ちもありました」という。
また、山田は「(アクションについて)できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています。CGなどの技術の発達がある今この時代だからこそ、実現できる。原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました。」と、意気込みを語っている。
そして、本田翼がヒロインとなるウィンリィ・ロックベル役、ディーン・フジオカが兄弟の良き理解者ロイ・マスタング役、松雪泰子が謀略に長けた“色欲”のラスト役を演じることも発表。ほか、佐藤隆太、蓮佛美沙子、夏菜、大泉洋、國村隼、小日向文世、本郷奏多、内山信二、石丸謙二郎といったそうそうたる顔ぶれが集結しており、『ピンポン』の曽利文彦監督がメガホンをとる。
6月より世界観の表現を追求してイタリアロケから撮影が開始され、日本での撮影を経て8月下旬に撮影終了を予定。2017年冬に全国公開される。アクションやCG映像にも巨額の予算が投下されるとのことで、日本映画の枠を超える破格のスケールの映画が期待できそうだ。【Movie Walker】