ベール「ジョニデとは撮影現場で口をきかなかった」

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ベール「ジョニデとは撮影現場で口をきかなかった」

ティム・バートン作品や“パイレーツ”シリーズなどイロモノ的扮装で挑む役が近頃多いジョニー・デップが、1930年代の銀行強盗を演じた『Public Enemies』では渋いスーツ姿で正統派二枚目ぶりを見せつけ、女性ファンを喜ばせている。

そんなジョニデと同作で共演したクリスチャン・ベールは、撮影現場で彼とまったく口をきかなかったらしい。とはいえ、不仲だったとかそういうわけではなく、それが彼ら流のストイックな仕事のやり方だという。「演技している時以外は話をしたくないんだ。僕はその方が仕事を楽しめる。ジョニーもその方が好きみたいだった。だから、撮影の合間に彼と仲良くなるなんてことはなかった。でも、いつかジョニー・デップとはお近づきになりたいと思っている」というベールは、「彼と共演できるからこの仕事を受けることにした。ジョニーのような役者は他にはいない」と語っている。

2人の努力の甲斐あってかマイケル・マン監督の同作は評判も上々で、英国では映画誌・新聞ともにブラピ×タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』より評論家の評価は高い。【UK在住/ブレイディみかこ】

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