三浦友和、妻・山口百恵は「元気です!」と笑顔で報告

映画ニュース

三浦友和、妻・山口百恵は「元気です!」と笑顔で報告

三浦友和主演の映画『葛城事件』(6月18日公開)の完成披露上映会が、5月29日に新宿バルト9で開催。三浦友和、南果歩、新井浩文、若葉竜也、田中麗奈、赤堀雅秋監督が舞台挨拶に登壇した。赤堀監督は「三浦さんから『10年に1度の映画に出会いました』というメールをいただいて泣きました。それほど自信をもった作品になっています」と力強く作品への手応えを語った。

赤堀監督は、主人公を演じるのは三浦しか考えられなかったと語り、「大好きな役者さん。多面的な表現をされる」と、三浦を絶賛する。三浦は「クランクイン1か月前にオファーをもらったんです。これは何かあったというパターンかなと思いました」と苦笑い。

役柄では、殺人事件を起こす息子の父親を演じた三浦だが「僕も息子が2人。共に30を超えましたが、葛城事件のような家族にならなくて良かった」と言うと、会場から「百恵さんは元気?」と声が上がる。三浦は「元気ですよ」と笑顔で返した。

また、三浦は家族について「ネットとかで予告編などを観て、うちの家族も映画を観たいと言ってる。珍しい現象かなと」とうれしそうに語った。

その後、映画にちなみ、最近身の回りで起きた事件についてクロストーク。2月5日に一般男性と結婚した田中は「名字が変わりました。それが衝撃的な事件でした」と照れながら言うと、三浦たち全員から祝福された。

最後に、三浦は、現在公開中の『64』を交えて『葛城事件』をアピール。「僕は『64』もやっていますが、この映画と比較すると、製作費は10分の1、上映館数は30分の1です。撮影日数も本作が3週間、向こうは3か月強ですが、同じ土俵に立っています。観終わった後、きっとひと言では言えない何かが必ず生まれます。それをだれかに伝えていただけると、大きな作品に勝てる……わけはないですが、評価として同じところに並べます。よろしくお願いします!」。

『葛城事件』は、抑圧的に家族を支配する父親がきっかけで、普通に見えていた家族が崩壊していく過程を描く衝撃作。映画監督デビュー作の『その夜の侍』(07)で国内外から高い評価を受けた赤堀雅秋がメガホンをとった。【取材・文/山崎伸子】

作品情報へ

関連作品

  • 葛城事件

    4.1
    7
    無差別殺人事件を起こした男とその家族にふりかかる過酷な運命を描く人間ドラマ
    Prime Video U-NEXT