神木隆之介、七夕の願い事は重すぎる“愛”!?
『秒速5センチメートル』(07)や『言の葉の庭』(13)などで注目を浴び、“次世代の宮崎駿”や“ポスト・細田守”とも称されるアニメーション映画監督・新海誠の最新作『君の名は。』(8月26日公開)。その完成披露試写会が、七夕である7月7日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催。新海誠監督のほか、声の出演を果たした神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、谷花音、市原悦子が色鮮やかな浴衣姿で登場した。
本作は、離れた土地で暮らす高校生の男女が、夢の中で“入れ替わる”不思議な体験を通して成長していく姿を描いたファンタジー。日本よりも一足早く、7月3日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのアニメコンベンションAnime Expo 2016にてワールドプレミア上映が行われており、現地で立ち会った新海誠監督はその感想を吐露。
「観客の方々の反応がビビッドで嬉しかったです。本編の途中でも、皆さん驚いて声をあげたり、拍手をしたり、熱気がすごい。上白石さんには、(その様子を)すぐにLINEしたんですよ」と新海。すると、それを聞いた神木は「え!?僕には来ていないんですけど…いつでも連絡お待ちしています!」と新海に猛アピール!
実は、本作のオファーを受ける以前から新海作品の大ファンだったという神木。新海は「神木さん、本当に僕の作品について詳しくて…。自分では忘れていることまで『あの作品の、アレはこうでしたよね!』って話してくれるんです」と、神木の“新海マニア”っぷりを暴露。
神木から新海へのアピールはその後も止まらず、七夕の願い事を発表する場面でも“新海監督とカフェに行きたい”という短冊を公開した神木。「新海監督とお話がしたいんです。ぜひ、開店から閉店までじっくり一日かけて…!」と熱を込めてコメントすると、「お、重い…」と新海がポツリ。その一言に会場は笑いに包まれたが、神木だけはしょんぼり顔だった。
そのほか、上白石は“いつか運命の人に出会えますように”、長澤は“宇宙に行きたい”など、それぞれの願いごとを発表。最後に新海が「すべての思春期の人に向けてつくった映画です。6才から思春期に突入する人もいれば、50才でも思春期真っ只中の人もいる。そういう意味では、たくさんの人に届く作品になっていると信じています」と観客に向けてアピールし、イベントは幕を下ろした。【取材・文/トライワークス】