西田敏行が『ジャングル・ブック』プレミアで復帰!子役とは「マブダチ」

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西田敏行が『ジャングル・ブック』プレミアで復帰!子役とは「マブダチ」

ディズニー映画『ジャングル・ブック』(8月11日公開)のジャパンプレミアが、7月27日に歌舞伎座で開催。来日した主人公モーグリ役のニール・セディ、ジョン・ファヴロー監督、プロデューサーのブリガム・テイラー、日本語吹替版声優を務めた松本幸四郎、西田敏行、宮沢りえ、伊勢谷友介が登壇。杖をついて登場した西田は、頸椎亜脱臼の手術や胆のう摘出手術をして休養後、初の公の場となった。

西田はクマのバルー役の声を当てた。「ケガをして、4か月半の入院生活を余儀なくされた。退院後すぐにした仕事が『ジャングル・ブック』でした。英語版を見せていただき、初演技で1人頑張っているモーグリを見ていて、自分のモチベーションが高まりました。ケガをしている状態だったから、素直にバルーの良さを感じられたし、自分と重なるところがありました」。

そして、大好きなシーンはモーグリとバルーのシーンだと答えたニールと顔を見合わせ「もうマブダチです」とニッコリ笑った。

歌舞伎座の120 年を超える歴史の中で、洋画のプレミアイベントが行われたのは初となり、外観がグリーンにライトアップされた。ジョン・ファヴロー監督は「歌舞伎座で初の外国映画のプレミアということで、光栄です」と喜んだ。

「アメリカで尊敬しているフィルムメーカー、ルーカス監督やコッポラ監督が日本の映画を愛し、影響も受けた。『ジャングル・ブック』もそうで、僕も黒澤明監督や宮崎駿監督のイマジネーションから影響を受けているよ」。

ニールは「今回一番大変だったのは、僕の演技経験がなかったこと。どうやって演技をしていいかわからなかったけど、監督が全部教えてくれた。いまでは悪くない役者になったかなと思う」と言って笑いを取った。

『ジャングル・ブック』は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリが、自然の掟と共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみに向き合い成長していく感動作。4月15日の全米公開後、3週連続週末興行成績第1位を獲得した。【取材・文/山崎伸子】

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