神木隆之介の中に女子が住んでいる?新海誠監督が分析|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
神木隆之介の中に女子が住んでいる?新海誠監督が分析

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神木隆之介の中に女子が住んでいる?新海誠監督が分析

遠く離れた場所で暮らす高校生の男女の出会いを描く『君の名は。』(公開中)の公開記念舞台挨拶が8月28日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、声を演じた神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみと新海誠監督が登壇した。「かわいい物が好き」と明かした神木に新海監督が冷静に分析する一幕や、「海外の映画祭でレッドカーペットを歩くことになったら?」と興味津々の神木と上白石に長澤が「堂々と歩けばいいんじゃない」と先輩顔をあえて見せるやりとりで、笑いの多い舞台挨拶となった。

8月26日に封切られた本作は、公開から2日間で観客動員数が約59万人、興行収入7.7億円を記録。反響を受け、新海監督は「僕は今まで、こぢんまりした規模で映画を作らさせていただいてきたので、不思議だなと単純に思います。10年間(映画を)作ってきたので、舞台挨拶を回ると最前列には10年間知っている人たちの顔があるんです。このように今日、六本木に立つと“見たことない人たちがいっぱいいる”と新鮮で、新しいお客さんに観てもらえたんだと幸せ」と感慨深い様子だった。

主題歌の「前前前世」など劇中でRADWIMPSの楽曲を使用。母親が本作を鑑賞したという長澤は「音楽にも感動していた。RADWIMPSの曲って、若い人だけが好んで聴く曲なのかと思われがちなのかなって印象があった。どの年代の人にも感じちゃう何かがある」と共感したようだ。

心と身体が入れ替わる高校生を演じた神木と上白石。それを声で演じるにあたり、神木は「役者は声の仕事をやらせてもらう機会ってなかなかなくて、ただでさえ難しい。その中で(男女が)入れ替わる、中身は三葉なんですけど、声帯は瀧なんですよ。(声が)高すぎてもダメですし、低すぎても変わったって気づかれない風になっちゃダメなので、自然に“今、入れ替わっているんだ”って思ってもらえるのって、どんな声と音なんだろうって」と苦労をのぞかせた。

神木のアフレコの様子を何度も見学していたという上白石は「(神木は)三葉をやるときの体勢が女子だったんですよ。内股で、手を頬にあててやっていたんですね。私も瀧をやるときは仁王立ちして、ポッケに手を入れて、自分の体から男子になるように意識した」と振り返った。

自分が女性っぽさを感じることを問われた神木は「ありますね!」と即答し、「かわいい物が好きで目がいっちゃう。かっこいい物とかわいい物があったら、かわいいものに反応する。形とか色とか」と照れながら明かす。すると、新海監督は「神木くんの中には明確に女子が住んでいる。高校生くらいの女の子がいると思いますよ」と分析した。

アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど全世界85か所の国と地域で配給が決まった。ここ日本ではすでにリピーターが多く、カップルだけでなく、高校生のグループなども多く見られるといい、興行収入は60億円に届く勢いだ。【Movie Walker】

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