川島海荷、初主演映画のラブシーンに照れっぱなし
ドラマやCMでここのところ脚光を浴びている川島海荷が映画『携帯彼氏』(10月24日公開)に初主演する。その完成発表&ヒット祈願のため会見が11日に開かれ、劇中で使用した高校の制服姿で、共演の朝倉あき、石黒英雄らとともに登壇した。
等身大の“高校生”を演じた15歳の川島は、初めての映画主演について、「嬉しい気持ちはありましたが、不安やプレッシャーのほうが大きく、本当に(この役は)私でいいのかなぁと思いました。スタッフと共演者のみなさんに感謝です」としっかりした口調で感想を述べた。
本作は、ケータイサイト「魔法のiらんど」から生まれたケータイ小説が原作。『恋空』(07)や『赤い糸』(08)のようなこれまでの純愛実録ものとは異なり、『携帯彼氏』はホラーの要素が含まれた原作をベースに、サスペンスタッチに仕上げているのが目新しいところだ。
これまで“驚く”というシーンをやったことがないという彼女は、「自分の怖いもの、ゴキブリとか想像して演じました」と裏話を披露。特に、監督から受け取った“怖い顔を集めたDVD”(!?)なるもので、共演の朝倉と2人で見て勉強したとはきはきと答えていた。
しかし、同じく初めてというラブシーンの話題になると、「緊張しないようにしました」と濁しがちに。そこにすかさず朝倉が「凄く可愛くできています」と助け船。続ける川島は「恥ずかしい……」と照れくさそうに笑うと、これまた石黒が「高校生独特の淡い恋心を描いているので、よろしくお願いします」と妙に真面目に答えて、会場の笑いを誘っていた。川島が「今まで共演者は同年代ではなかったので楽しかった」と語っていた撮影現場さながらに、息のあったコンビネーションを見せていた。
注目株の川島が主演、従来とは異なるアプローチの人気原作ということで、これまた大ヒットが期待できそうだ。【MovieWalker/堀田正幸】