『ファンタビ』に大抜擢のエズラ・ミラー、魔法映画の先輩エマ・ワトソンに演技相談!?
本日公開を迎えた『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。主演を務めたエディ・レッドメインら主要キャストたちの来日が話題になっているが、本作にはもうひとり物語のカギを握る人物が登場する…!?今回は、そのキーパーソンを演じた若手俳優のエズラ・ミラーに話を聞くことができたのでお届けしたい。
現在24歳のエズラは、小さい頃から『ハリー・ポッター』シリーズを見て育ってきた世代で、大の“ハリポタ”ファン。彼は「人類の歴史において、こんなケースが今まであっただろうか」と出演が決まった時の喜びを大げさに表現しながら振り返る。「毎日、僕は興奮していて、その興奮があまりに膨らみすぎて、いつかポンと音を立てて破裂しないようにと願うばかりだよ」と大好きな作品の新シリーズに関わることができて、かなり嬉しかったようだ。
『少年は残酷な弓を射る』(12)で数々の賞を受賞し、その演技力が評価されたのを機に、次々と話題作への出演を果たしてきたエズラ。本作では一見普通の内気な青年・クリーデンスを演じているが、映画を見た方はお分かりの通り、じつは物語の展開に大きく関わる役どころでもある。
エズラは、クリーデンスという役にこれまで感じたことのない“何か”を感じたという。「僕をこの役柄に考えていた(監督の)デヴィッド・イェーツと(プロデューサーの)デイヴィッド・ヘイマンと、僕は脚本を読む前に会った。彼らからこの役柄の前提を聞かされ、僕は胸がつまった。そのアイデアにとても感動したんだ。それを聞いて即、メタファーが目の前に浮かんできた。それは皮肉なことに、覆い隠された謎に包まれた比喩ではなく、まっすぐ、僕に直撃するものだった」。
また、クリーデンスを演じるうえで、エズラは「この企画で僕にとって重要だったのは、そんなとても辛い苦痛を体験してきたサバイバーたちと話すことだった」と話す。「自分が演じるキャラクターのような体験をしてきた人々と実際に話すことが重要だと毎回感じるわけではないが、今回は、絶対必要なことだと感じたんだ。そして僕は、自分の体験をシェアしてくれたすべての人たちに感謝しているよ」。
本作に出演するにあたり、『ハリー・ポッター』シリーズ全作に出演しているエマ・ワトソンに相談を持ち掛けたというエズラは、「とても良い情報を受けたんだ」とその内容を明かしてくれた。
「この映画の出演が決まったとき、真っ先に僕が電話をした相手が彼女だった。彼女は、デヴィッド・イェーツ監督とプロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンと一緒に働いた経験がある。だから僕は彼女に電話して、彼女から『デヴィッド・イェーツは、役者を真に理解するパーフェクトな監督だから、エズラはなんとも素晴らしいワンダフルな時間を過ごすことになるだろう』って教えてもらったんだ。そして、健闘を祈ってくれた。この(魔法の)世界へと向かう僕にね」。
作品にかける思いを熱く語ってくれたエズラ・ミラー。物語のカギを握るキャラクターとして、クリーデンスはどのようにストーリーに深く関わってくるのか…?物語の行く末を左右するこのキーマンの正体を知りたい人はぜひ劇場へ!【Movie Walker】