『くもりときどきミートボール』は実は大災害ムービーだった!

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『くもりときどきミートボール』は実は大災害ムービーだった!

“空から食べ物が降ってくる”というウワサの3D映画『くもりときどきミートボール』(9月19日公開)は、そのタイトルからして子供向けの映画のように見える。だが実は、結構な“ディザスター”ムービーなのだ。

発明家の主人公が「水を食べ物に変える」マシーンを発明し、町にはハンバーガーやらアイスクリームやらステーキやらが雨のように降ってくる――と、ここまではファンタジーなお話なんだけど、ここからが大変。

物語が進むにつれて、マシーンの暴走が始まり、食べ物が巨大化する! 家を覆い尽くすほどのホットケーキが降ったり、スパゲッティが絡まる巨大竜巻が襲い、ちょっと笑いを通り越してしまうくらい、てんやわんやの大騒ぎになるのだ。

アニメキャラだからよいものの、これが実写だったら……と思うと(そんなわけはないけど)、本当にゾッとするシーンの連続だ。もちろん、災害的シーンばかりでなく、主人公が好意を寄せる女の子に対しては、超巨大ゼリーで作った“家”に招待するなど微笑ましい場面もある。

特にこの超巨大ゼリーの質感が凄い。この質感をリサーチするため、制作陣は「バスタブをゼリーでいっぱいにし、そこにアクションフィギュアを落としてどういう具合に跳ねるかを見た」というくらい気合いの入ったクリエイティビティを発揮。納得のシーンに仕上がっている。

とにかく、「食べ物が空から降ってくる」という設定がなんとも可愛らしい『くもりときどきミートボール』。さらに、不気味なキャラクター(?)が出てくる恐ろしい展開も待ち構えている本作は、やはり3D上映の映画館でどうぞ。【Movie Walker/堀田正幸】

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