安藤サクラ、天才子役の伊東蒼を絶賛「現場で見守ってくれていた」
沖縄でオールロケを行った人間ドラマ『島々清しゃ』(1月21日公開)のプレミア上映会舞台挨拶が1月12日にテアトル新宿で開催され、安藤サクラ、伊東蒼、新藤風監督が登壇した。安藤は「五感がすごく心地良くなるような映画です」とアピールした。
天才子役との呼び声が高い伊東は本作で映画初主演を果たした。「うみちゃんは耳が良い役なので、わざと普段からいろんな音を気にするようにしていたんですが、島で寝たり撮影したりしていくうちに、自然とうみちゃんになれたのかなと思っています」。
安藤は伊東に「映画では見守る側でしたが、現場ではどちらかというと蒼ちゃんが見守ってくれていた感じです。私が島で自由に過ごしていたのを心配そうに岩の陰から見ていてくれていました」と感謝する。
伊東は「安藤さんは『あの木は天に向かって伸びてるね』というふうに、木になりきって話してくれました」と、安藤のユニークなキャラクターについて笑顔で語った。
その後、本作に出演した琉球民謡音楽協会師範の金城盛長と、映画で楽器指導をしたミュージシャンたちも参加し、映画のテーマとなった名曲「島々清しゃ」を生演奏で披露。伊東蒼はフルートを、ヴァイオリニスト役の安藤は自前の三線を持参し、共に演奏に参加した。
『島々清しゃ』は沖縄の離島を舞台に、音楽によって人と人がつながっていくというひと夏の物語。耳が良すぎて少しの音のズレさえも頭痛のタネになってしまう小学生のうみが、東京からやって来たヴァイオリニストの祐子と交流し、自分自身を解放していく。【取材・文/山崎伸子】
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