6日間で2000人を動員! 生ライブが楽しめる話題の映画館とは?
近年、ネットライブビューイングを行う映画館も増えてきたが、ワーナー・マイカルではシネコン初となるライブイベントを実施している。電子楽器のブランドとして有名なローランド株式会社とタッグを組み、電子オルガンの生演奏を映画館で披露するという試みだ。
「ローランド・ライブ・イン・シネマ・コンプレックス」と題したこちらのイベントでは、クラシック、ジャズ、ホームオルガンといった3つのジャンルでプログラムが構成され、オルガニストによるティーチインも催される。すでに、大阪のワーナー・マイカル・シネマズ 大日、東京の港北ニュータウンにて開催されたが、それぞれ3日間、計6日間を通して約2000人が来場。アンコールの声が上がるほどのパフォーマンスだったと評判だ。
「本格的なコンサートを身近なシネコンで楽しんでほしい」という狙いから始まったこのライブ。実施劇場である港北ニュータウンの小金澤剛康総支配人は、「迫力ある生演奏に、スクリーン上の手元の動きや演奏者のアップなどの臨場感ある映像が加わり、お客さまにも大変喜んでいただけました。音響システムと映像の共演というローランドさんとのチャレンジは、大成功だったと思います。港北ニュータウンのお客さまはファミリー層が多く、今回のコンサートはオルガンを通じご家族そろって楽しんでいただける絶好のプログラムでした」と今の心境を語った。
また、今後の展開については「こういったコンサートを定期的に続けていき、映画だけでない多彩なエンターテイメントをお客さまにご提供していきたいと考えています。11月21日(土)には同ライブの第2弾として、世界的オルガニストのヘクター・オリベラ氏によるライブ・コンサートを当劇場で開催します。映画音楽も演奏される予定ですので、ぜひ多くの方にお楽しみいただきたいですね」とのコメントも。
大画面に映し出されるオルガニストの軽やかな手の動き、音響をフルに活用した迫力あるサウンド。ライブハウスやコンサートホールとは違い、それらを近距離で味わえるのがこのライブの最大の魅力だろう。映画館だからこそできる音楽体験を、ぜひこの機会に味わってみてほしい。【トライワークス】