国際長編映画賞
International Feature Film

  • 『Corpus Christi(英題)』

    (製作国:ポーランド)

    第76回ヴェネチア国際映画祭内の第16回ヴェネチア・デイズでプレミア上映され、2部門を受賞した本作は、少年院から出た青年が小さな町で司祭を装ったという実話を基にしたヒューマンドラマ。ポーランド代表作品がノミネートされるのは『COLD WAR あの歌、2つの心』(18)につづいて2年連続12回目。

  • 『Honeyland』

    (製作国:北マケドニア)

    2019年のサンダンス映画祭で三冠に輝いた本作は、北マケドニアの辺鄙な地域で生きる女性養蜂家の姿を描いたドキュメンタリー作品。北マケドニア(旧マケドニア)代表作品がノミネートされるのは25年ぶり。ドキュメンタリー映画のノミネートは6年ぶりのことで、長編ドキュメンタリー賞との同時候補は史上初の快挙。

  • 『レ・ミゼラブル』

    (製作国:フランス)

    カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した本作は、ユーゴーの名作の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会の問題に切り込んだ衝撃作。本部門の常連国であるフランスは、特別賞・名誉賞の時代に3度受賞。外国語映画賞時代には37度のノミネートで9回受賞。今回受賞すれば27年ぶりとなる。

  • 『ペイン・アンド・グローリー』

    (製作国:スペイン)

    第72回アカデミー賞の本部門を制した『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)のペドロ・アルモドヴァル監督が、過去を振り返る映画監督の姿を通して映画愛を表現した本作。スペイン作品は15年ぶり20回目のノミネート。第72回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したアントニオ・バンデラスは主演男優賞にもノミネートされている。

  • 『パラサイト 半地下の家族』

    (製作国:韓国)

    第72回カンヌ国際映画祭パルムドールの快挙に続き、31度目のエントリーで韓国映画初ノミネートの悲願が成就。前哨戦となる全米各地の批評家協会賞外国語映画部門では3地区を除いてすべて制覇。敗れたうちの2地区では作品賞を受賞しており、もはや無双状態。作品賞と本部門のどちらか、もしくは両方攫う可能性も。

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