ダニー・デヴィート
John Leary
シングル・ファーザーと2人の息子の愛情を、涙と笑いでつづったホームドラマ。「放射能X」など50年代のホラー、SF映画の名場面が劇中で使用されているのも見どころ。1974年に出版され、16か国語に翻訳されたダン・マッコールの小説を、「レナードの朝」のスティーヴン・ザイリアンが脚色し、テレビ界出身で本作が初の劇場映画となるジョン・ハースコヴィッツが監督。製作は「黄昏(1981)」などジェーン・フォンダ作品を多く手がけたブルース・ギルバート。エグゼクティヴ・プロデューサーは「運命の逆転」のロン・ヤークサ。撮影は「敵、ある愛の物語」のフレッド・マーフィー、音楽は「プリティ・ウーマン」のジェームズ・ホーナーが担当。主演は「ホッファ」のダニー・デヴィート、共演は「ビンゴ!」のロバート・J・ステンミラー・ジュニア、「二十日鼠と人間」のゲイリー・シニーズら。
1972年のカリフォルニア州オークランド。テレビ番組でホラー映画の解説をしている人気タレントのジョン・リアリー(ダニー・デヴィート)は、妻のエリザベス(アンドレア・マルコヴィッチ)を交通事故で亡くし、2人の息子を連れてニューヨークから引っ越してきた。子どもがそのまま大きくなったようなジョンは、「ジャック・ザ・ベア」の愛称で呼ばれる12歳のジャック(ロバート・ステインミラー・ジュニア)と3歳のディラン(マイコ・ヒューズ)の子育てに悪戦苦闘する。ジャックはママを亡くした寂しさと型破りなパパの存在から憂うつな毎日を送っていたが、美少女カレン(リース・ウィザースプーン)と知り合えたのはゴキゲンだった。ある時、ジョンは近所の住人でネオ・ナチ思想の持ち主ノーマン(ゲイリー・シニーズ)といざこざを起こす。ノーマンの支持する議員候補者を酔ってテレビで批判したジョンは、番組から降ろされる。ノーマンの変質的ないやがらせは続き、ついにディランが誘拐される。幸いディランは無事だったが、ショックから失語症に。ノーマンの行方は知れなかった。たまりかねた祖父母は二人を引きとるが、厳格なおじいちゃんのしつけに、ジャックはふいにパパへの強い愛情を覚える。祖父の家を出てオークランドの家にたどりついたジャックをノーマンが襲う。危機一髪の危ういところを救ったのはジョンだった。ジョンは酒も断ち、新たな生活を始める準備をする。ディランの失語症も治り、ジャックは元気よく歩きだす。親子三人の絆はしっかりと固まったようだ。
John Leary
Jack Leary
Dylan Leary
Norman Strick
Mr. Festinger
Grandpa Glicks
Grandma Glicks
Elizabeth Leary
Peggy Etinger
Karen Morris
監督
脚本
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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