マチルダ(1996)
マチルダ(1996)
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マチルダ(1996)

1996年12月14日公開、98分、ファンタジー
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純粋な魂を持つ天才少女が大人社会の矛盾に突き当たりながらも、健気に自分の場所を勝ち取っていく姿を描いたメルヘン調の物語。『あなたに似た人』などの著作で知られ、「ジャイアント・ピーチ」など映画化作品も多い幻想文学の作家ロアルド・ダールの同名児童文学を、「ローズ家の戦争」「ゲット・ショーティ」のダニー・デヴィートが監督・製作・出演の3役をこなして映画化。脚本と共同製作は「水曜日に抱かれる女」のニコラス・カザンと、「若草物語」(95)のロビン・スウィコードの夫妻。製作はデヴィート、彼のパートナーで共にジャージー・フィルムズを設立したマイケル・シャンバーグ、ジャージー・フィルムズの社長ステイシー・シェール、原作者の妻リシー・ダールの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「殺したい女」のマイケル・ペイサーと「カリートの道」のマーティン・ブレグマン。撮影は「バットマン リターンズ」「エド・ウッド」のステファン・チャプスキー、音楽は「ジングル・オール・ザ・ウェイ」のデイヴィッド・ニューマン、美術はTVドラマを多数手掛け、これが初の劇場用映画となるビル・ブルゼスキー、編集はリンジー・クリングマンとブレント・ホワイト、衣裳はジェーン・ラーム、特殊効果監修は「キャスパー」のマイケル・ランティエリ、視覚効果監修は「ウォーターワールド」のクリス・ワッツがそれぞれ担当。主演は「34丁目の奇跡(1994)」のマラ・ウィルソン。

ストーリー

マチルダ(マラ・ウィルソン)は幼くして古典文学を理解し、計算能力も抜群な天才少女。ところが、中古車販売をしているパパのハリー(ダニー・デヴィート)の関心は金とTV番組だけ、ビンゴ狂のママのジニア(レア・パールマン)はド派手な恰好で出歩いてばかり、兄のマイケル(ブライアン・レヴィンソン)は勉強嫌いで意地悪だった。一家はマチルダに無関心なばかりか、彼女の知識欲を疎んじて邪魔もの扱いにし、学校も無駄だといって通わせてくれなかった。パパは今、どうやら盗品の車の部品の件で二人組のFBIの監視の的になっているようだ。そんなある日、家族でTVを楽しんでいる時にマチルダが読書をしていたことで、パパが怒った。図書館から借りた本を引き裂かれたマチルダが怒りに震えてTVを睨むとブラウン管が爆発した。何とマチルダは、超能力を発揮したのだ。ある日、パパの中古車工場に鬼のような女、トランチブル(パム・フェリス)が来て「ガキは熱いうちに打て」とどなりちらした。これが気に入ったパパは、彼女が校長を務めるクランチェム小学校にマチルダを入学させた。マチルダはそれでもうれしくて登校するが、そこは恐怖の館だった。元オリンピックのハンマー投げの選手だった校長は鞭を放さず、子供たちをいじめることが生き甲斐の性悪女だった。そんな中で、美しく優しい担任のミス・ハニー(エンベス・デイヴィッツ)だけがマチルダの心に明るい灯を灯した。マチルダの素晴らしい資質を見抜いたハニーは、両親に進学を進めるが無駄だった。一方、校長のいじめはエスカレートし、つまみ食いした少年の代わりにお仕置き室に入ったマチルダは、ハニー先生に助けられる。マチルダは果敢に校長の暴力に抵抗し続け、ハニー先生に自分の超能力を打ち明ける。二人の間には秘密を共有する者同志の深い愛と絆が生まれた。ハニーは、校長が今住んでいる大きな屋敷は、昔は自分の家で、父親が亡くなってから叔母にあたる校長に乗っ取られたと打ち明けた。マチルダの超能力はますます磨きがかかり、例のFBI二人組からは証拠のビデオテープを取り上げてしまった。ある夜、校長の屋敷に忍び込んだマチルダは、ハニーが大切にしていた人形とチョコレート箱を取り返した。翌日、校長が教室に乗り込んできて、マチルダが落としたリボンを手に「私の家に忍び込んだのは誰だ?」と迫る。怒り狂った校長は、ハンマー投げさながらに生徒たちを次々に投げ飛ばした。マチルダは超能力を使って宙に浮いた子供たちを助け、校長をノックアウト。マチルダは家族に別れを告げ、ハニーと一緒に暮らし始めた。

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作品データ

原題
Matilda
製作年
1996年
製作国
アメリカ
配給
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
初公開日
1996年12月14日
上映時間
98分
製作会社
ジャージー・フィルムズ
ジャンル
ファンタジー


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