クロフォード・ケント
Stephen_Browning
アンドリュー・ソーターの原作、エドガー・ルイスの監督した社会劇である。
モントヴィル村に住むスティヴン・ブラウニングという心弱い牧師は、布教の上で反対派に先じられるのみか、恋人アイリーンさえ地方の有力者ラファエル・クリークに奪われそうになる。クリークはスティヴンを教会から追い払おうとする運動を起こし、形勢はスティヴンに反して見えた。この時スティヴンの双子の弟ジムが帰って来て、兄に似ているのを利用し牧師の服を着て演壇に現れ、反対側を説服して終わった。ジムが放浪時代に彼の友人であったヤコブ・ドリーナーが村へ来て、クリークに買収され牧師には前科囚の弟があることをあばこうとした。ジムが嘗て投獄されたのはぬれぎぬであったのである。その悪計が成功しようとした時、ドリーナーがスティヴンを殺して終わった彼の罪はアイリーンがあばき、ドリーナーとクリークは逮捕される。そして結局ジムとアイリーンとは将来を契る。我国にはおなじみのないクロフォード・ケントが2役を演じ、アイリーン・ボイルが相手である。
Stephen_Browning
Irene_Manton
Dr._Manton
Jacob_Dreener
Marion_Browning
Raphael_Creeke
Paget
Doady
[c]キネマ旬報社