ジョディ・ベンソン
Thumbelina
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの古典的童話『親指姫』を長編アニメーション化した、ファンタスティックなラブストーリー。監督・製作・脚本の3役をこなしたのは、ウォルト・ディズニー・プロ出身のアニメーターで、「アメリカ物語」「謎の恐竜大陸」などの意欲作を発表しているドン・ブルース。彼の指揮の下、総勢500人ものアニメーターが参加、オーソドックスなアニメ技法と、CGを駆使した最新技術の融合が見どころ。共同監督・製作のゲイリー・ゴールドマン、共同製作のジョン・ポメロイはディズニー時代以来、ブルースと名トリオを組んでいる。音楽は「ベイビー・トーク」「トレマーズ」のウィリアム・ロスと、世界的な大ヒット曲『コパカバーナ』などで知られるアーティストのバリー・マニロウ。マニロウは全8曲の挿入歌の作曲と歌も手掛け、そのミュージカル場面の楽しさも見逃せない。声の出演は「リトル・マーメイド」の女優ジョディ・ベンソン、「エレファント・マン」の個性派俳優ジョン・ハート、「ハロー・ドーリー!」「モダンミリー」の名女優キャロル・チャニング、「アラジン」のギルバート・ゴッドフリード、スペイン音楽の第一人者チャロほか。
家族のいないひとりの女性(声=バーバラ・クック)が、魔女から大粒の種を授かり、彼女はそれを献身的に育てた。やがて大きな蕾が花を咲かせると、花弁の中から親指ほどの大きさの美しい少女が生まれた。歳の頃は16・17歳に達する美しい娘はサンベリーナ(声=ジョディ・ベンソン)と名付けられ、街の人気者となる。だが、サンベリーナは自分だけが小さなサイズであることに孤独と疎外感を感じ、絵本で見た妖精の男の子との恋に思いをはせ、美しい声で愛の歌を歌う。その思いが届いたのか、ある夜、妖精の谷の王子コーネリアス(声=ゲイリー・イムホフ)が彼女の窓辺を訪れる。2人はたちまち恋に落ち、蜜蜂の背中に乗って月夜の森の中を駆け巡った。コーネリアスは両親である国王と王女に結婚の許しを乞うために、サンベリーナと別れる。ところが、ヒキガエルのミス・ドロレストウド(声=チャロ)とその息子グランデルは彼女をさらい、一家で結成している「ザ・シンガース・デ・エスパーニャ」のボーカルに据える。一方、両親の許しを得て戻ったコーネリアスは、消えたサンベリーナの姿を捜す旅に出る。サンベリーナは森の昆虫やツバメのジャキーモ(声=ジーノ・コンフォルティ)の助けを借りて逃げ出すが、今度はコガネ虫のバークレイ・ビートル(声=ギルバート・ゴッドフリード)に捕らえ、苦難の末に野ネズミのミス・フィールドマウス(声=キャロル・チャニング)に助けられる。彼女はそこで王子が氷点下の池に落ち、凍りついた死んだと聞かされる。フィールドマウスは彼女に、隣に住むモグラの大富豪ミスター・モウル(声=ジョン・ハート)との結婚を勧める。王子の死に絶望するサンベリーナ。だが、結婚式の当日、彼がくれた指輪を見たサンベリーナは、「自分の心に忠実になれば夢はかなう」と言ったジャキーモの言葉を思い出し、妖精の谷へ向かう。すっかり冬が訪れたその土地は、彼女が歌い出すと春の景色へと変わっていった。そして元気な王子の姿も。神様は彼女の背中にコーネリアスと同じ羽根を与え、皆に祝福されながら2人は結婚式を挙げた。
Thumbelina
Prince Cornelius
Jacquimo
Mother
Hero
Queen Tabitha
King Colbert
Grundel
Mrs.(Ma)Toad
Mozo
Gringo
Baby Bug
Gnatty
Li'l Bee
Mr.Beetle
Mrs.Rabbit
Mr.Fox Mr.Bear
Ms.Fieldmouse
Mr.Mole
監督、脚本、製作
監督、製作
原作
製作
音楽
音楽、歌
歌
歌
音楽演奏
字幕