カート・ラッセル
Wyatt Earp
実在した西部開拓期の英雄、ワイアット・アープと親友ドク・ホリデイの戦いと友情を描いたウエスタン大作。「荒野の決闘」「OK牧場の決斗」など過去に幾度も映画化された題材を、今回は従来の解釈と異なり、わずか約2分間のOKコラルでの決闘描写をはじめ史実を重視して描いている。監督は「ランボー 怒りの脱出」「リバイアサン」のジョージ・P・コスマトス。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・スタンド」のアンドリュー・G・ヴァイナで、彼の主宰するシナージ・プロ作品。脚本は「グローリー」のケヴィン・ジャール。撮影は「1941」ほかの諸作で知られる名手、ウィリアム・A・フレイカー、音楽は「バラ色の選択」のブルース・ブロートン。出演は「不法侵入」のカート・ラッセル、「ブロンディー 女銀行強盗」のヴァル・キルマーら新旧オールスターのほか、アープの子孫であるワイアット・アープ2世も出演している。
ゴールドラッシュの中で急速に栄えた町トゥームストーン。元保安官のワイアット・アープ(カート・ラッセル)は、夫の身を案じて神経をすり減らし、薬漬けになった妻マティ(ダナ・ウィーラー・ニコルソン)のために銃を捨て、平穏な暮らしを望んでこの町にやって来た。兄のヴァージル(サム・エリオット)夫妻、弟のモーガン(ビル・パクストン)夫妻と再出発を図ろうとする彼は、凶暴なリーダーのカーリー・ビル(パワーズ・ブース)、クラントン兄弟、そして凄腕のガンマンのジョニー・リンゴ(マイケル・ビーン)らカウボーイズと名乗る無法者集団に、町が牛耳られていることを知る。そしてワイアットは旧友ドク・ホリデイ(ヴァル・キルマー)と再会したが、彼は結核に冒されていた。ワイアットは聡明な心を持つ舞台女優ジョセフィーヌ(ダナ・デラニー)と知り合い、自由への夢がうずくのを感じる。ドクの病状は悪化していったが、恋人ケイト(ジョアンナ・パクラ)は彼の生き方を全うさせようと優しく寄り添う。そんな折り、カーリー・ビルが酒に酔って町の老保安官ホワイト(ハリー・ケリー・ジュニア)を撃ち殺した。町の人々を救うため、ヴァージルとモーガンはワイアットの制止を振り切って保安官となる。一味にOKコラルでの決闘を申し込まれたアープ兄弟は、ドクの加勢を得て見事勝利を収めた。だが、敵の報復により兄が重体に、そして弟が殺されるに及んで、ワイアットは再び連邦保安官のバッジを付ける。残り少ない命を彼に捧げるべく、ドクは彼と共に立ち上がり、カウボーイズたちを血祭りに上げた。ドクは、ワイアットの代わりにリンゴを倒した。2人の友情を確かめたワイアットは、ジョセフィーヌとの新しい生活を始めた。
Wyatt Earp
Doc Holliday
Virgil Earp
Morgan Earp
Josephine
Kate
Curly Bill
Johnny Ringo
Henry Hooker
Billy Breckenridge
Sherman McMasters
Mr.Fabian
Billy Claiborn
Turkey Creek Jack Johnson
Narrater
監督
脚本
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
美術
美術
編集
編集
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衣装デザイン
字幕
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