エド・ハリス
Sheriff Alan Pangborn
謎めいた老人によって次々と災厄をもたらされ恐怖に陥る町の人々の姿を、ブラックユーモア豊かに描いたホラー映画。原作はモダンホラー小説の大家スティーブン・キングで、キング作品でおなじみの架空の町、キャッスル・ロック(「デッドゾーン」や「スタンド・バイ・ミー」にも登場)を舞台にした長編小説Needful Thingsの映画化。監督は、俳優チャールトン・ヘストンの実子で、本作がデビューのフレイザー・クラーク・ヘストン。脚本は「ブルベイカー」のW・D・リクター。製作は「アダムス・ファミリー」のジャック・カミンズ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ブリット」の監督ピーター・イエーツ。撮影はトニー・ウェストマン、音楽は「カリートの道」のパトリック・ドイル、美術は『IT』(V)のダグラス・ヒギンズが担当。主演は「巨人と青年」のマックス・フォン・シドーと「アビス」のエド・ハリス。共演は「推定無罪」のボニー・ベデリア、「フィッシャー・キング」のアマンダ・プラマーほか。
秋の終わり、メイン州の小さな町キャッスル・ロックに、一軒の古道具が開店した。リーランド・ガーント(マックス・フォン・シドー)と名乗る紳士的な老主人は、野球好きのブライアン少年(シェーン・メイヤー)、町の有力者で公金横領をしているダンフォース(J・T・ウォルシュ)、はみだし者の中年男ヒュー(ダンカン・フレーザー)をはじめ訪れた客に次々と、彼らの一番欲しがっているものを無料で与え、代わりにある″悪戯″を指示する。町の住民たちは互いに悪戯を仕掛け、それが疑心暗鬼を生んで新たな猜疑心に発展し、誰もが他人を信用しなくなっていった。ついにブライアンの悪戯によって、日頃から仲の悪いウィルマ(ヴァルリ・プロムフィールド)とネティー(アマンダ・プラマー)が殺し合いとなって刺し違え、2人とも死ぬという事件が発生。保安官のアラン(エド・ハリス)は突如続発した一連の事件に不審を抱く。ブライアンは自責の念にかられ彼の目前でピストル自殺を図り、アランの恋人ポリー(ポリー・ベデリア)でさえもリーランドの虜になっていた。アランはリーランドの店の地下室で、彼が何百、何千年にわたって人類の悪行に手を貸してきた存在であることを知る。アランは狂気と混乱に陥った町に飛び出し、人々に争いをやめるように呼びかけ、人々は目を党ます。妻を殺して自暴自棄になって爆弾を抱いたダンフォースは、リーランドを道連れに吹き飛んだ。だが煙の中から平然と姿を現わしたリーランドは「また戻ってくる」と言い残し、車に乗って町を後にした。
Sheriff Alan Pangborn
Leland Gaunt
Polly Chalmers
Nettie Cobb
Danforth KeetonIII
Brian Rush
Wilima Jerzyk
Hugh Prisest
監督
脚本
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
特殊効果
特殊効果
字幕
[c]キネマ旬報社