来日したシンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデが『ウィキッド』プレミアに登場!「日本大好き!」と日本愛が爆発
第97回アカデミー賞で10部門ノミネートを果たした、シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ主演の映画『ウィキッド ふたりの魔女』(3月7日公開)のジャパンプレミアイベントが、2月19日にTOHOシネマズ日比谷にて開催。主演の2人とジョン・M・チュウ監督が来日し、日本語吹替版キャストの高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァと対面した。
不朽のミュージカルとして20年以上に渡って愛され続けている「ウィキッド」を、エミー賞をはじめグラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派エリヴォとグラミー賞の常連アーティストとして知られるグランデを主演に迎えて映画化した本作。『クレイジー・リッチ!』(18)や『イン・ザ・ハイツ』(20)のジョン・M・チュウが監督を務め、音楽と魔法が彩る感動のエンタテインメントを演出する。
誰よりも優しく聡明でありながら、家族や周囲から疎まれている孤独なエルファバの役を演じるのはエリヴォ、誰よりも愛され特別であることを望む人気者のグリンダを演じるのはグランデ。その日本語吹替版キャストとして、高畑充希がエルファバ役を、清水美依紗がグリンダ役を、そしてグリンダの友人ファニー役をkemio、シェンシェン役をゆりやんレトリィバァが担当する。
ステージに登場したエリヴォはまず、「来日するのは4、5年ぶりになるでしょうか。『ウィキッド』を携えて再び日本の地を踏めたことを大変誇らしく思います。日本は大好きな国で日本の方々も大好き。そんな皆さまと、そして『ウィキッド』を愛する皆さまと一緒にこの作品を分かち合えることをうれしく思っています」と挨拶。
一方のグランデも、「日本は世界の中で最も大好きな国。長い間、日本に来ることができなくてとても悲しかったんですけれども、今回やっと来れたということで本当にうれしい!」と日本愛を語り、流ちょうな日本語で「日本が大好きです!」とアピールした。
そして壇上では、高畑がエリヴォに、清水がグランデに花束を贈呈。高畑は「私は『ウィキッド』の大ファンですし、実はシンシアの大ファンで。日本で行われた4年前のコンサートを観に行っていたぐらいだったので、今日この場所に立てていることにすごく感動しています」と感慨深げな表情を浮かべ、清水は「私も初めてブロードウェイを観た日から『ウィキッド』の大ファンで、映画になると知った時は(私にとって)ビッグニュースで。さらに大ファンのアリアナがグリンダを演じると聞いて『オーマイガー!』。いつも新しい姿を見せてくれるアリアナにすごく勇気をもらっています」と、目を潤ませながら想いを伝えていた。
またトークセッションのコーナーでは、ゆりやんレトリィバァがチュウ監督に対し、「この作品で一番印象に残っているところはどこですか?」と質問。するとチュウ監督は「リハーサルなんです」と回答。続けて「(エリヴォとグランデの)2人が私のオフィスに来て、みんなで床に座って、ナッツを食べながら台本を持って、カラフルなペンも持って、台本にいろいろと書き込んでいった。あの瞬間、あのリハーサルの場面は忘れられませんね」と、その時の状況を思い浮かべながら話していた。
取材・文/平井あゆみ