監督、製作、編集、インタビュー
謎の怪物によって襲われる深海基地に従事する研究員たちの恐怖を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはローレンス&チャールズ・ゴードン、製作はルイジー&オーレリオ・デ・ラウレンティス、監督は「コブラ」のジョージ・P・コスマトス、脚本はデイヴィッド・ピープルスとジェブ・スチュアートの共同、撮影はアレックス・トムソン、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当。出演はピーター・ウエラー、リチャード・クレンナほか。
ストーリー
時は近未来、フロリダ沖の海底で希少鉱物の採掘作業をしているトランス・オーシャン・コーポレーション深海基地の8人のクルーたちは、2カ月の勤務完了を2日後に控えたある日、深海に沈没したソ連艦艇“リバイアサン”を発見する。電機主任のウィリー(アマンダ・ペイズ)とシックスパック(ダニエル・スターン)は艦内で1台の金庫を発見し持ち帰るが、隙をみてシックスバックはその中のウォッカの瓶を盗み出し、ボウマン(リサ・アイルバッハー)と密かに酒盛りをした。ところが翌日になって、シックスパックとボウマンは次々と体の不調を訴え、時をたたずしてシックスパックは無残な姿で息絶え、恐怖に耐えかねたボウマンは自殺する。トンプソン博士(リチャード・クレンナ)の診断によると、2人の体内で遺伝子の転換が起こっていたという。が、やがて2人の遺体は塊状に変化し、埋葬作業中にいきなり動き出すや、クルーたちは手足を切断して遺体を深海に葬るのだった。そして艦内捜索のヴィデオからこれらの原因が、失敗したソ連の遺伝子転換実験の結果であることが分かる。しかもその間に切り落とされた手足は増殖し怪物に変化、ついにクルーたちを1人、1人とえじきにしてゆく。ウィリーと共に生き残った地質学者ベック(ピーター・ウェラー)は、自らの血をおとりに怪物と対決し、敵を爆死させることに成功する。地上にたどりついた2人は、事件をもみ消そうと乗組員全員死亡のニュースを流した上司マーティン(メグ・フォスター)を殴り、引きあげてゆくのだった。
スタッフ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
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- 製作年
- 1985年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- パンドラカンパニー
- 初公開日
- 1989年7月10日
- 製作会社
- リン・キャンベル/クロローデット・シャーボヌー作品
- ジャンル
- ホラー
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