クルーレス
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クルーレス

1995年12月9日公開、97分
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ダサいこと(=クルーレス)が大嫌いな16歳の女子高校生が、級友や義兄との交流を通して成長を遂げていくさまを、ユーモラスに描いた青春映画。パソコンや携帯電話などのアイテムを使いこなす、90年代アメリカのティーンエイジャーのライフ・スタイルを活写した等身大の青春像が、斬新かつ新鮮。映画「ダリアン」やロックバンド、エアロスミスのビデオクリップで全米のアイドルとなった美少女アリシア・シルヴァーストーン初のメジャー主演作で、彼女のキュートな魅力が詰まっている。監督・脚本は「初体験 リッジモント・ハイ」「ベイビー・トーク」シリーズの女性監督エイミー・ヘッカリング。製作は「ザ・ファーム 法律事務所」「サブリナ」のスコット・ルーディンと、ロバート・ローレンスの共同。撮影はビル・ポープ、美術はスティーヴン・ジョーダン。音楽はスコアをデイヴィッド・キティが書き、ルシャス・ジャクソン、ザ・マフス、スモーキング・ポープスなど、オルタナティヴロック・アーティストのヒット曲を全編にフィーチャーしている。共演は「モー・マネー」のステイシー・ダッシュ、「サーチ&デストロイ」のダン・ヘダヤほか。

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ストーリー

学校でただ一人、美容整形を受けていない美少女シェール(アリシア・シルヴァーストーン)は、やり手の弁護士のパパ(ダン・ヘダヤ)と二人暮らし。彼女の興味はファッション、エステ、デート、パーティ。親友のディオンヌ(ステイシー・ダッシュ)とパパが買ってくれたジープで無免許通学する彼女の趣味は、センスの悪い誰かを変身させること。担任の中年男ホール先生とオールドミスのガイスト先生をくっつけ、成績もアップしたシェールはご満悦。次に二人は超ダサい転校生タイ(ブリタニー・マーフィ)をセンスアップさせ、クラスのリーダー、エルトンと結びつけようとするが、彼の意中の人はシェール本人だったため失敗。そんな彼女を密かに愛し、心配しているのが元義兄のジョシュ(ポール・ラッド)だった。シェールのパパとジョシュのママが再婚し、離婚したのは数年前で、もう他人のはずの彼だったが、彼女のことが気掛かりでよく遊びに来ている。そうとも知らず彼女は、クールな転校生クリスチャンに夢中になるが、何と彼はゲイだった。もしかしてあたしが一番クルーレス!? と悩むシェールに追い打ちをかけるように、変身させたタイが彼女に変わって人気者に。おまけに運転免許の試験が不合格になったのをはじめ、彼女は初めて世界の本当の広さ、世間の複雑さを何も分かってなかった自分に気づく。その時から彼女は自分自身で学び、行動することを選んだ。やがて、自分が本当に探し求めていた相手は、身近にいたジョシュであることに気づく。共にステディを伴ったディオンヌやタイたちと並んで、ホールとガイスト両先生の結婚式に出席したシェールとジョシュは今、本当に幸福だった。

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作品データ

原題
Clueless
製作年
1995年
製作国
アメリカ
配給
UIP
初公開日
1995年12月9日
上映時間
97分
製作会社
ロバート・ローレンス‐スコット・ルーディン・プロ


[c]キネマ旬報社