ミルク・マネー
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ミルク・マネー

1995年4月22日公開、コメディ/恋愛
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父と息子の二人暮らしの家庭に舞い込んだ一人の娼婦が、本当の愛を掴むまでを描いたハートウォーミングなラヴコメディ。監督は「マネー・ピット」「花嫁はエイリアン」「メイド・イン・アメリカ」など、コミカルな作風を得意とするリチャード・ベンジャミン。脚本は新鋭のジョン・マットソン。製作は「フック」をはじめ、数々のスティーヴン・スピルバーグ作品をサポートしているキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルの夫婦コンビ。撮影は「愛と哀しみの果て」のデイヴィッド・ワトキン、音楽は「恋愛の法則」のマイケル・コンヴァーティノ、美術は「天国から来たチォンピオン」のポール・シルバート、衣装は「華麗なるギャツビー」のシドニー・アルドリッチがそれぞれ担当。色っぽさとキュートさを併せ持ったヒロインを好演したのは「ワーキング・ガール」「ボーン・イエスタディ」のメラニー・グリフィス、対する実直な父親を演じたのは「アビス」「ザ・ファーム 法律事務所」のエド・ハリスで、二人の自然体の好演が見どころ。共演はテレビドラマで活躍し、本作が映画初出演となる子役のマイケル・パトリック・カーター、「時計じかけのオレンジ」「北斗の拳」の怪優マルコム・マクドウェルら。

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ストーリー

郊外の住宅地に住む12歳のフランク(マイケル・パトリック・カーター)は、高校の理科教師で、この辺りの湿地帯の植物研究に没頭している父親のトム(エド・ハリス)と二人暮らし。性に興味を覚えるフランクは、都会に行けば女の裸が見られると、同級生のケヴィン、ブラッドと自転車で街に繰り出した。だが、どこに行けばいいのか分からず、あげくに軍資金の100ドルを悪い男に奪われそうになる。そこへ一人の娼婦V(メラニー・グリフィス)が現れて少年たちの急場を救った。このドサクサに客に逃げられて困っている彼女に、フランクたちは金を差し出して、彼女に胸を見せてもらう。Vは女を商品としか見ない元締めのキャッシュに金を届けるが、自転車を盗まれて途方に暮れていた少年たちを見て、キャッシュの車を無断で借りて3人を家まで送り届けた。閑静な町並みは、彼女が生きる世界とは別世界のようだった。フランクを家まで送った時、車が急に故障した。そこへ帰ってきたトムは、家の中に金髪美人がいるのでびっくりするが、フランクはVをブラッドの家庭教師だと言ってごまかし、家の裏の木の上に作った小屋に泊める。翌日、Vはニュースでキャッシュが殺されたことを知る。金はVが持ち逃げしたことになっており、ボスのウォルツァー(マルコム・マクドウェル)が追っていた。彼女は早く車を修理してもらってここから逃げなければと、湿地帯にトムを呼びに行く。トムの優しさと自然の素晴らしさにVの心はなごみ、もうしばらく留まることにした。フランクが学校でVの体を使って人体の解説をするイタズラをしたその夜、トムは彼女を食事に誘う。いい雰囲気の二人だったが、Vはトムが家庭教師だと誤解していることを知り、いたたまれない気持ちになって飛び出す。追ってきた彼にVは娼婦であることを打ち明けるが、大事なのはお互いの気持ちと、トムは彼女を優しく抱いた。その頃、彼女の居所を突き止めたウォルツァーが町に乗り込んできた。Vはあわてて家を出て、フランクが出掛けたダンス・パーティーの会場へたどり着く。ウォルツァーが追ってきて、会場は大混乱に。Vと3人の少年はトムが修理した車で逃げるが、カーチェイスの果てに車は大破し、ウォルツァーは逮捕された。トムは車に隠されていた大金をVに渡し、別れを告げる。湿地帯が開発される日が来た。その時、抵抗するトムの前にVが現れ、あの金で湿地帯の権利を買ったと告げた。喜ぶトム親子に、彼女はこの町に留まることにしたわと言って、軽やかな足取りで歩きだした。

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作品データ

原題
Milk Money
製作年
1994年
製作国
アメリカ
配給
UIP
初公開日
1995年4月22日
製作会社
ケネディ‐マーシャル・カンパニー
ジャンル
コメディ恋愛


[c]キネマ旬報社