監督、脚本
メキシコの歴史と文化と民衆ヘの敬愛と賛歌をプロローグとエピローグにはさまれた4話のエピソードで描く。'39年に撮影されたフィルムを'79年に編集、完成したもの。監督、脚本は「イワン雷帝(1946)」のセルゲイ・M・エイゼンシュテインで'79年にグリゴーリ・アレクサンドロフが受けつぐ。撮影はエドゥアルド・ティッセとニコライ・オロノフスキー('79年スタッフ)、音楽はユーリー・ヤクシェフ('79年スタッフ)、助監督はニキータ・オルロフ('79年スタッフ)、ナレーターはセルゲイ・ボンダルチュク('79年スタッフ)が各々担当。一九七九年作品(三一年作品を使用)
ストーリー
〈プロローグ〉ユカタン半島に存続する偉大な遺跡、マヤ文明を撮る。 〈サンドゥンガ〉古くから伝わる民謡サンドゥンガの流れるもとで美しい女コンセプシオンの結婚式が繰り広げられる。植民地以前の平和なメキシコがそこには映し出される。 〈お祭り〉ロマンに満ちた神秘的なグァダルーぺの聖処女の祭り。スぺインのフェルナンド・コルテスに占領された植民地時代のメキシコ。〈竜舌蘭〉プルゲを醸造する竜舌蘭の農場で働く農奴セバスチャンとフィアンセ、マリアの悲しい愛の物語。今世紀初頭、ポルフィリオ・ディアスの独裁時代。 〈エピローグ〉1931年のメキシコ。伝統的な行事である“死の日”のカーニバル行進。“死”を嘲笑し、軽視するメキシコ民族の姿を通じて“生の勝利”を謳いあげる。
スタッフ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Que Viva Mexico!
- 製作年
- 1979年
- 製作国
- ソ連
- 配給
- 日本海映画
- 初公開日
- 1980年4月26日
- 製作会社
- モス・フィルム
[c]キネマ旬報社